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3月の読書メーター

3月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1295
ナイス数:30

ミレニアム 6 下: 死すべき女ミレニアム 6 下: 死すべき女感想
図書館で借りて上下巻を読了。映画のエンディングの続きになりそうかな、と読んでみたけどかなり距離があったね。今作はリスベットは相変わらず裏方が多く、マイケルの冒険が目立ってた。最後の姉妹対決もスケール感が小さく、ミレニアム六部作の最後を飾るにはショボかったわ。
読了日:03月31日 著者:ダヴィド ラーゲルクランツ
ミレニアム 6 上: 死すべき女ミレニアム 6 上: 死すべき女
読了日:03月16日 著者:ダヴィド ラーゲルクランツ
宇宙考古学の冒険 古代遺跡は人工衛星で探し出せ宇宙考古学の冒険 古代遺跡は人工衛星で探し出せ感想
図書館で借りて読了。エジプトが専門ながら世界各所の遺跡を衛星写真から次々と発見してゆく。著者の子供の頃からのヒーローがインディー・ジョーンズらしいが、TEDスピーチの後の晩餐会で同席して舞い上がっている様子がおかしいね。衛星画像を遺跡発見だけに使用しているのではなく、各国政府機関と連携して盗掘防止にもつなげている。たしか、「宇宙考古学」という言葉を初めて目にしたのは小松左京の「さよならジュピター」でしたね。もちろんセンスオブワンダーをたっぷり盛り込んだ設定になってたけど、今後の宇宙考古学に期待してます。
読了日:03月10日 著者:サラ・パーカック
機龍警察 火宅 (ハヤカワ・ミステリワールド)機龍警察 火宅 (ハヤカワ・ミステリワールド)感想
図書館で借りて読了。この巻は短編集で、時期的には第二巻が出るころまでのエピソードなのかな。最後の一篇は『狼眼殺手』とだいぶプロットがかぶっていて、先に『狼眼殺手』を読んどくべきではなかったね。
読了日:03月04日 著者:月村 了衛

読書メーター

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2021.04.02 | コメント(0) | トラックバック(0) |

2月の読書メーター

2021年2月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:2209ページ
ナイス数:41ナイス

https://bookmeter.com/users/763569/summary/monthly
■機龍警察 狼眼殺手 (ハヤカワ・ミステリワールド)
図書館で借りて読了。第五巻は機龍兵の活躍はほとんど無く、警察小説メインで進む。香港から送り込まれた凄腕の殺し屋がライザ自身の元お仲間だったり、炎上している疑獄の新通信システムに機龍兵の技術が関連しているなど、謎が深まってきた。
読了日:02月24日 著者:月村 了衛
https://bookmeter.com/books/12283179

■機龍警察 未亡旅団 (ハヤカワ・ミステリワールド)
図書館で借りて読了。第四巻は、龍機兵三人の過去を掘り下げたこれまでの三巻とは趣を変えて特捜部の捜査員たちにフォーカスをあててゆく。海外からの重鎮を迎える日本に、チェチェンからの女性だけのテロ組織が侵入していたという幕明け。ガチな警察小説で進んでゆくし、由起谷警部補と少女テロリストの心のふれあいなどのサブストーリーも心温まりましたね。機甲兵装同士のバトルも後半にたっぷり描かれるし、これまでで一番バランスのいい展開だったかな。
読了日:02月15日 著者:月村 了衛
https://bookmeter.com/books/7900403

■機龍警察 暗黒市場 (ミステリ・ワールド)
図書館で借りて読了。三作目は最後の龍機兵ユーリの過去にさかのぼる。元々はモスクワ警察の刑事だったが、同僚にハメられ指名手配となり、沿海州や中国などで傭兵となってゆく。繰り返し登場するゾロトフの入れ墨だけど、最初に知ったのがジョン・ル・カレの小説の中で、そちらの方がスマートで説得力あったよね。前作に続き本スジがかすむようなサブストーリーをブッ混むのは痛しかゆし(^_^;
読了日:02月10日 著者:月村 了衛
https://bookmeter.com/books/5409490

■機龍警察 自爆条項〔完全版〕 (ハヤカワ・ミステリワールド)
図書館で借りて読了。第二巻は機龍兵乗りライザの過去をさかのぼる。ライザはベルファスト生まれで家族代々IRAなどの活動歴がありある種有名な一家の出身、ライザ自身もIRAのあとを継いだIRFに身を投じる。IRAものはジャック・ヒギンズなどの小説で読んで来たが、IRFの過激路線はUK政府も市民も望んでいないので短命に終わると思うが、リーダーの謀略と謎の出資者の資金で生き残ってゆく。また、龍機兵の整備を担当する鈴石警部補は父母と兄をIRFのテロで失っているという設定もあとをひきそうで楽しみ。
読了日:02月05日 著者:月村 了衛
https://bookmeter.com/books/11023397

■機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
だいぶ以前にセールでポチって放置していたSony Reader版を読了。機甲兵装という人の背丈の倍ほどの体長を持つ人が操縦するロボットが闇市場に出回り、それに対抗するべく警視庁に機龍警察が設立された。今巻では姿警視の前身である傭兵時代がうっすら明かされたが、他の二名の搭乗員については謎のまま。機龍兵の詳細や入手経路も闇の中だが、今後の巻で徐々に明かされそう。前半はかなりガチな警察小説的に進んだが、段々とロボット対戦が多くなり胸熱。巨大ロボットにはあまり必然性を感じないが、人に近いサイズのロボットは萌える。
読了日:02月01日 著者:月村 了衛
https://bookmeter.com/books/11871085

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2021.03.01 | コメント(0) | トラックバック(0) |

1月の読書メーター

1月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1080
ナイス数:34

北の原始時代 (東北の古代史)北の原始時代 (東北の古代史)感想
図書館で借りて読了。以前読んだ「縄文の生活誌」では新石器時代についての記述が捏造事件を受けてかなりカットされていたが、盛り沢山に記載されていて一安心。ただ、期待した縄文時代の生活誌に関しては分量が少なく、新たな発見もなく残念。全体的に学術論文まんまの文章で、合間にコラムをはさんでやっとこさ一般向け書籍に仕立てた感じ。
読了日:01月28日 著者:
追憶の東京:異国の時を旅する追憶の東京:異国の時を旅する感想
図書館で借りて読了。2010年代に10年ほど日本で暮らしたアメリカ人女性の時をテーマにしたエッセイ。原題は直訳すると「江戸の梵鐘」で、著者がふと耳にした増上寺の鐘の音に惹かれ、江戸の時の鐘を一つずつ訪ねる展開。現存しない鐘もあったが、全ての梵鐘を訪ね、会った人との会話や、そこまでの道のりを陰影ある文章で語っている。参考文献も多いが、英訳された資料が多く、隔靴搔痒感が否めない。家康を「壊れかけの土城を押し付けられた」と評したが、戦国までは関東では石垣のある城などほとんど無く、北条も上杉も土城で戦ってたのよ。
読了日:01月20日 著者:アンナ シャーマン
天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)感想
図書館で借りて読了。TVでもお馴染みの磯田氏による天災史からの防災の考察。実際に宮城から静岡、三重まで足を運んで、津波が押し寄せた道を歩いて、標高や海岸からの距離などを測定し、古文書に書かれている内容を検証している。引用している書籍も古文書だけでなく、防災機関の機関紙など多彩で、とても説得力ありました。語り口も丁寧でTVで拝見する磯田氏そのままで、悲惨な情景描写でもソフトに受け取れたかな。東日本大震災で宮城の南三陸町でほとんどの神社が津波を被らなかったという事実を知り、地元の歴史を学びたくなった。
読了日:01月14日 著者:磯田 道史
移動・交易・疫病 命と経済の人類全史 (星海社新書)移動・交易・疫病 命と経済の人類全史 (星海社新書)感想
図書館で借りて読了。Webでの連載に加筆修正し、新書化したとか。出アフリカから人類は移動し、定住し、また移動するというサイクルを繰り返し、世界に広まった。移動手段も徒歩、馬、帆船、蒸気船、航空機へとスピードが上がっている。移動することが人類に組み込まれたDNAではないかと著者は指摘する。近代までのまとめ方は良かったが、疫病に関する部分は後付けでまとめた感じで、全体的に軽い文章だし、少々強引な引用とかもあって残念でした。
読了日:01月07日 著者:玉木 俊明

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2021.02.01 | コメント(0) | トラックバック(0) |

12月の読書メーター

12月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2949
ナイス数:68

ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫)ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫)感想
「ザ・パシフィック」がPrimeVideoで観られるようになったので、原作の一部である本書を図書館で借りて読了。WOWOWで放送された時にストーリー展開や三人の主役の切り替わりに馴染めなかったので、軽い気持ちで読み始めたけど、スーパーヘビー級の軍記物語でしたね。読んでいるこっちまでメンタルやられちゃいそうな描写の連続。先日読んだ「独ソ戦」でも思想統制により殲滅戦となった点が指摘されていたが、日本軍も徹底抗戦する精神構造だったかな。効率的にみれば一定数が降伏して、米軍に捕虜収容の負担をかけた方が良かったか。
読了日:12月25日 著者:ユージン・スレッジ
<脳と文明>の暗号 言語・音楽・サルからヒトへ (KS一般書)<脳と文明>の暗号 言語・音楽・サルからヒトへ (KS一般書)感想
最近文庫化されてタイムラインが賑やかだったので、図書館で借りて読了。「ヒトの目、驚異の進化」は読んでいなかったけど、そこも含めて説明してくれた。前半は言語は自然現象を模した破裂音、擦過音、興鳴音に別けて取り込まれたという説明。これはとても分かりやすく提示されたデータも明確でした。後半は音楽は人体の動作音を模して生まれたという説明でしたが、こちらはちょっと納得がいかなかったかな。リズムは足音という点は同意できたが、メロディは足音の方向転換時のドップラーシフトというのは疑問。移動が聞き分けられるか実験してよ。
読了日:12月18日 著者:マーク・チャンギージー
チンギス紀 八 杳冥チンギス紀 八 杳冥感想
図書館で借りて読了。前半は前巻の敗将ふたりの逃避行をゆったり描いていたが、後半はケレイトとの激突、そしてナイマンと対峙する高原統一の戦いへ。また史実からはみ出してしまったが、まあファンタシー全開な本シリーズなのでしょうがないね。しかし、草原での雪隠詰めって可能なの。
読了日:12月12日 著者:北方 謙三
距離の嘘距離の嘘感想
Kindle版を読了。紙の本だと60頁ほどの短編。2038年が舞台で、カザフスタンに防疫エンジニアとして派遣された中国系日本人が主人公。雑誌に掲載された「滝を流れゆく」でも登場した抗体タトゥーなどから、更に進化したガジェットが活躍しているのは、藤井さんならでは。コロナ禍の今読んでおくべき一篇。
読了日:12月10日 著者:藤井 太洋
チンギス紀 七 虎落チンギス紀 七 虎落感想
図書館で借りて読了。高原統一の戦いが幕を開ける。兵站や替え馬まで入念に準備してきたテムジンは流石でしたね。その中でもベルグティのラストスタンドぷっりには胸熱。敵の三将全てを打ちもらしたのは今後の展開の鍵になるかな。
読了日:12月09日 著者:北方 謙三
暗殺者の正義 (ハヤカワ文庫 NV)暗殺者の正義 (ハヤカワ文庫 NV)感想
グレイマンの2作目をSony Reader版で読了。綿密な計画を立てているのに、途中からシッチャカメッチャカの道行になるのは前作ゆずり。戦闘シーンはスピード感あって楽しかったけど、モノローグの場面になるともっさりしちゃうのが残念。
読了日:12月09日 著者:マーク・グリーニー
宇宙【そら】へ 下 (ハヤカワ文庫SF)宇宙【そら】へ 下 (ハヤカワ文庫SF)感想
図書館で借りて上下巻を読了。1952年ワシントンDC近くの海中に巨大隕石が衝突し、東海岸はほぼ壊滅、そして数年後には温室効果で地球は生存不能となる予測。NASAの前身NACAで計算手として働いていたエルマは同じくNACAの技術部門トップの夫と何とか生き残り、国連主導の宇宙機関IACで宇宙移住へ突き進むという歴史改変SF。1952年という年代が絶妙でこれより後になってしまうと計算手はIBMなどに駆逐されてしまうからで、また当時色濃く残っていた女性差別や人種差別も上手く取り入れられている。続巻もあるそうで期待
読了日:12月03日 著者:メアリ・ロビネット・コワル
宇宙【そら】へ 上 (ハヤカワ文庫SF)宇宙【そら】へ 上 (ハヤカワ文庫SF)
読了日:12月01日 著者:メアリ・ロビネット・コワル

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2021.01.04 | コメント(0) | トラックバック(0) |

11月の読書メーター

11月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2602
ナイス数:39

サイバー・ショーグン・レボリューション 下 (ハヤカワ文庫SF)サイバー・ショーグン・レボリューション 下 (ハヤカワ文庫SF)感想
図書館で借りて上下巻を読了。「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」から始まった歴史改変シリーズも本作で一区切りだそうです、作者は本業のSFでない小説に戻るそうです。本作は前作の少し未来を描いているが、壮大な陰謀をメカパイロットと特高課員のペアが暴こうと奮闘する。ただ、結末が今ひとつはっきりしなくて、消化不良気味。メカの戦闘シーンも結構あって楽しかったものの、後半は改造対改造というチート合戦になってガッカリ。以前登場したメカパイロットが仮名で登場してくれたのには、懐かしかったわ。
読了日:11月30日 著者:ピーター トライアス
ナイトホークス〈下〉 (扶桑社ミステリー)ナイトホークス〈下〉 (扶桑社ミステリー)感想
Prime DayのセールでKindle版上下巻をゲットし読了。読み友の評判が良かったハリー・ボッシュ・シリーズの第一巻でしたが、噂に違わず激重なハードボイルドの秀作でしたね。1990年代の物語で、主人公はベトナム帰りのLAPD刑事ながら容疑者を射殺したことにより左遷されている。薬中の死亡現場に違和感を覚えたハリーが、捜査を開始すると次から次へとミステリーがあふれ出してくる。作者のペンがガリガリと音を立てて書かれているような感覚で読んでましたが、最後のエピローグでほっとしたかな。
読了日:11月27日 著者:マイクル コナリー
ナイトホークス〈上〉 (扶桑社ミステリー)ナイトホークス〈上〉 (扶桑社ミステリー)
読了日:11月24日 著者:マイクル コナリー
ニルヤの島 (ハヤカワ文庫JA)ニルヤの島 (ハヤカワ文庫JA)感想
先日読んだ殿の「アメリカン・ブッダ」が秀作だったので、挫折していたSony Reader版のデビュー作を読了。脳科学の進歩により死後の世界が否定され世界中の宗教が壊滅した未来、ミクロネシアに唯一つ細々と生き残っているモデカイトというキリスト教の分派を訪ねて文化人類学者が訪れるという幕明け。最初読んだ時に登場人物がごちゃごちゃしていて挫折したんだけど、今回はある程度ブッチしつつ何とか最後までたどり着いたが、待っていたカタルシスにはちょっと拍子抜け。殿らしい民俗学的小道具は楽しかったのに、ミームがわからんわ。
読了日:11月21日 著者:柴田勝家
サイバー・ショーグン・レボリューション 上 (ハヤカワ文庫SF)サイバー・ショーグン・レボリューション 上 (ハヤカワ文庫SF)
読了日:11月18日 著者:ピーター トライアス
光圀伝 (下) (角川文庫)光圀伝 (下) (角川文庫)感想
PrimeDayのセールでKindle上下合本版をゲットし読了。光圀の幼少期から始まり、詩歌の天下を目指した青年期、史書の完成に突き進んだ壮年期、老年期に入ると将軍綱吉との陰湿な闘いや、身内からの裏切りなど波乱万丈な人生を怒涛の筆力で突き付けてきました。ある程度史実がはっきりしている人物なので、その隙間々々に宮本武蔵や沢庵禅師との出会いなどをブッ込できて、エンターテインメントとしても上等でしたわ。私個人としては儒教は大嫌いなのですが、江戸時代の武士としてもかなり儒教に入れ込んでいた光圀の心理が理解できん。
読了日:11月06日 著者:冲方 丁
光圀伝 (上) (角川文庫)光圀伝 (上) (角川文庫)
読了日:11月03日 著者:冲方 丁

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2020.12.01 | コメント(0) | トラックバック(0) |

10月の読書メーター

10月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:3600
ナイス数:72

二つと十億のアラベスク二つと十億のアラベスク感想
KindleSingleで読了。40ページほどの短編なのですが、版元のU-NEXTが積極的にKindleに流してくれるので今後にも期待しています。ちょっと先のAIが発達した未来、音大でピアノを学ぶ少女が主人公。テーマはドビュッシーの二つのアラベスクで、AIが「私なら十億のアラベスクを創れますが、聞くに値するのは結局二つ程度なんでしょう」という意味の発言をするけど、AIは高速に多数の処理を行えるのだけれどどこまで人間のためになっているかを問うているようでしたね。
読了日:10月30日 著者:高野 史緒
風の谷のナウシカ 7風の谷のナウシカ 7感想
「ナウシカ考」と併読し、全七巻を読了。「ナウシカ考」の深い考察を読みながらの何度目かの再読でしたので、一層ナウシカの物語が沁みわたりました。ギリシャ神話では難破したオデュッセウスを歌で癒したナウシカでしたが、こちらの姫様はご自分でオデュッセウスを凌ぐほどの冒険譚を演じちゃってくれました。本家ナウシカは終生結婚せずオデュッセウスの冒険を歌い継ぐ吟遊詩人になったそうだけど、こちらは巨匠宮崎駿がマンガとしてこれからも長く読み継がれるであろう超弩級の英雄譚として残してくれました。「ナウシカ考」に感謝ですね。
読了日:10月29日 著者:宮崎 駿
ナウシカ考 風の谷の黙示録ナウシカ考 風の谷の黙示録感想
図書館で借りて読了。民俗学者によるマンガ版「風の谷のナウシカ」論。最初にナウシカ以前の宮崎マンガを振り返り、風の谷、腐海、黙示録という三つの切り口でこのマンガに切り込んで行く。特に面白かったのがナウシカが名乗るか名乗らないという指摘で、アイヌや蝦夷も親しくない人には名前を教えないというのを思い出した(アイヌらは名前を知られると呪いを受けるので)。また、サブタイトルにもある黙示録には考察が深く、主人公ナウシカは反黙示録として存在したのではという分析で、これには私も思わず納得してしまった。
読了日:10月28日 著者:赤坂 憲雄
風の谷のナウシカ 6 (アニメージュコミックスワイド判)風の谷のナウシカ 6 (アニメージュコミックスワイド判)
読了日:10月28日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 5 (アニメージュコミックスワイド判)風の谷のナウシカ 5 (アニメージュコミックスワイド判)
読了日:10月28日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 4 (アニメージュコミックスワイド判)風の谷のナウシカ 4 (アニメージュコミックスワイド判)
読了日:10月27日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 3 (アニメージュコミックスワイド判)風の谷のナウシカ 3 (アニメージュコミックスワイド判)
読了日:10月27日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判)風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判)
読了日:10月26日 著者:宮崎 駿
風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)
読了日:10月26日 著者:宮崎 駿
デス・レター (創元日本SF叢書)デス・レター (創元日本SF叢書)感想
図書館で借りて読了。山田氏の作日はここ数作途中挫折が続いていたので、久々の読了でした。連作形式だったし、インタビューで話が進んでゆくというのが読みやすかった。ただ、インタビュアーが死神だったり、後半は難解な科学技術の話だったりで尻すぼみ。各話の背景にはデューク・エリントン、ヘミングウェイ、不思議の国のアリスなどが描かれているのはセンスいいと思いますが、最後のセンス・オブ・ワンダーが不発ではセンスの無駄遣いだったかな。
読了日:10月23日 著者:山田 正紀
[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)感想
PrimeDayのセールでKindle版をゲットし読了。ほとんどデビュー作と言っていい本書でも、野崎まど節はうたっていましたね。芸大の映研サークルで天才少女監督最原が新作を撮るため、演劇科の二見を役者としてスカウトするという幕明け。なんだかんだで映画は完成するが、その裏にはもう一本の映画製作が隠されていた。最原の繰り出す色々な映像テクニックはファンタシーの霧の中というのが惜しいね。「虐殺器官」の『虐殺の文法』もファンタシーだったけど、こちらは一層訳が分からなかったかな。
読了日:10月21日 著者:野崎 まど
大江戸火龍改大江戸火龍改感想
図書館で借りて読了。陰陽師のおどろおどろしさを江戸に移植したかのような世界観。主人公はアルビノの道士、遊斉で二胡を弾きながら呪を執り行う。まだ火龍改自体の組織がはっきり見えてこないので、この先どう進んでゆくかは霧の中かな。手先の飴売り土平や、蘆屋道満を彷彿とさせる播磨法師などのわき役陣もなかなか賑やか。イラストも豊富で、イケメンな遊斉がクール。これはアニメ化を期待しちゃいますね。
読了日:10月18日 著者:夢枕 獏
古代史講義【戦乱篇】 (ちくま新書)古代史講義【戦乱篇】 (ちくま新書)感想
本編と共にセールで購入していたので、こちらもKindle版で読了。やはり戦乱編は本編に比べ考古学的発見などが少なく、どうしても後の戦記物などの二次資料に頼らざるをえないのが苦しいな。それでも思いがけない資料から戦乱の断片を掘り起こしたりと、複数の資料を突き合わせるという姿勢は各講師に貫かれていたわ。これまで小説で読んできた将門やアテルイの物語がほんの数行ですっ飛ばされちゃうと、ヲタク的には寂しいんだけど、やはり学術的にはこの程度なんでしょうね。また良い文献を紹介してもらったので、読んでみます。
読了日:10月17日 著者:
池波正太郎短編小説全集 下巻池波正太郎短編小説全集 下巻感想
収録されている「上意討ち」がBS-TBSでドラマ化されるというので、図書館で借りて読了。剣豪小説と仇討小説を集めたらしいが、江戸初期から幕末まで多くの仇討小説がそろっていた。仇討小説というとワンパターンになりがちなのだが、筆者の筆力でバラエティ感ありましたね。「上意討ち」も最後のどんでん返しが意外だったし、ドラマでは敵側の心理も追っていくようなので楽しみ。時代劇専門チャンネルで放送された「雨の首ふり坂」の原作「雨の杖つき坂」)も侠客の仇討ちという一捻りがあり、ドラマよりすっきりして読みやすかった。
読了日:10月11日 著者:池波 正太郎
古代史講義 (ちくま新書)古代史講義 (ちくま新書)感想
セールだったので、Kindle版を読了。邪馬台国から奥州藤原氏までの15講を編者の佐藤信が、新たな学術的発展などがあったホットな項目をセレクト。このところの流れで、東アジア史の中で日本史を考えるという手法が一般的になっているけど、始まりは梅原猛さんかな。特に面白かったのは、「邪馬台国から古墳の時代へ」と「倭の大王と地方豪族」という古い時代の講義でしたね。共に新資料発見ということではないんだけれど、複数の資料を突き合わせることによって新たな面が見えてくるという点があったりしたのが興味深かったな。
読了日:10月01日 著者:

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2020.11.01 | コメント(0) | トラックバック(0) |

9月の読書メーター

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読んだ本の数:5
読んだページ数:1960
ナイス数:48

オランダ商館長が見た 江戸の災害 (講談社現代新書)オランダ商館長が見た 江戸の災害 (講談社現代新書)感想
先日再放送をみたNスぺシリーズ大江戸で、第三部の大火に関するパートが秀逸だったので、図書館で借りて読了。著者は国際日本文化研究センターの教授で、研究書以外にもソフトな著作がある。タイトルどおり歴代オランダ商館長の日誌から江戸時代の災害に関する記述を取り上げている。中でもワーヘナールの明暦の大火の詳細な記述には唸らされたね。ピンポイントで江戸滞在中に歴史的事件に立ち会えたのはある意味ラッキーでしょ。タントが約1か月遅れで目にした元禄地震の惨状も、西洋人らしい視点で面白かったな。
読了日:09月30日 著者:フレデリック・クレインス
ザリガニの鳴くところザリガニの鳴くところ感想
図書館で借りて読了。著者は動物学者でドキュメントの著作はあったが、初の小説挑戦でベストセラーとなる。大筋は殺人事件の裁判に関する法廷劇だけど、そこに至るまでの一人で生活して行く少女の成長物語だったり、ボーイミーツガールも魅力的だったりするんだけど、何より南部の湿地の圧倒的な描写に引き込まれたな。カモメや蛍などの生態を美しくも残酷に描いている。最後のどんでん返しも意外だったけど、主人公の心情が語られないのは賛否が別れるところかな。
読了日:09月27日 著者:ディーリア・オーエンズ
なぜ今、仏教なのか――瞑想・マインドフルネス・悟りの科学なぜ今、仏教なのか――瞑想・マインドフルネス・悟りの科学感想
図書館で借りて読了。著者は大学で教鞭も執るサイエンスライターで、著者自身が瞑想合宿に通い、瞑想に行き詰ると英訳の仏典を読むまでになった経緯から語り始める。ここまで瞑想指導者がかすかに描かれる以外、僧も寺も登場しない。後には高僧の言葉が引用されたりするが、寺はほとんど出てこなかった。この寺も僧も必要としない仏教を自然主義的仏教と読んで西洋における主流としている。彼が実践してきた瞑想や参照した仏典が心理学や脳科学など科学的なデータにより裏付けられ、涅槃や悟りというテーマにまで科学のメスで切り込んでいく。
読了日:09月21日 著者:ロバート ライト
決戦!川中島 (講談社文庫)決戦!川中島 (講談社文庫)感想
図書館で借りて読了。桶狭間に続いて川中島という戦国時代でも有名な合戦。巻頭は冲方丁の上杉謙信を描いた一篇からで、謙信の幼少期からを簡潔に説明してくれ、第六次まで続いた川中島の歴史も振り返られる。一番力説しているのが謙信が実施した兵種別編成陣形についてで、信玄がこの破壊力の凄まじさに怯え「車懸かりの陣」という想像上の産物を生み出したのかも。もちろん主題は第四次合戦で、山本勘助の繰り出した啄木鳥戦法を謙信が知っていたか否かという点も各作家バラバラで、忍の諜報で知ったとか、信玄側からのリークという説も面白かった
読了日:09月06日 著者:冲方 丁,佐藤 巖太郎,吉川 永青,矢野 隆,乾 緑郎,木下 昌輝,宮本 昌孝
決戦!桶狭間 (講談社文庫)決戦!桶狭間 (講談社文庫)感想
七人の作家が七人の武将を取り上げ、合戦の前後を描いてゆく人気シリーズで、私は初めて読みました。面白かったのは冲方丁の織田信長を描いた一篇で、決戦の日に信長が起きてから義元の首と対面するまでがスピード感たっぷりに描いている。起きて直ぐ敦盛を舞ってから、戦支度しつつ湯漬けもたっぷり食べて(立って食べた方が多く食べられるというのは初耳)、馬で城を飛び出す。所々に敦盛の一節が登場するので、ずっと脳内で鼓が鳴っていたわ。花村萬月の今川義元が生首となってからのぼやき節も、文庫26頁句点と改行なしに語りきったのはお見事
読了日:09月04日 著者:冲方 丁,砂原 浩太朗,矢野 隆,富樫 倫太郎,宮本 昌孝,木下 昌輝,花村 萬月

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2020.10.01 | コメント(0) | トラックバック(0) |

8月の読書メーター

8月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2541
ナイス数:53

空のあらゆる鳥を (創元海外SF叢書)空のあらゆる鳥を (創元海外SF叢書)感想
図書館で借りて読了。中学校内でいじめられている者同士として知り合ったパトリシアとローレンス、ローレンスは理数系高校への転校が約束され、パトリシアは家出して魔法使いの学校に入学し一旦別れる。約10年後、二人はサンフランシスコで再会するが、パトリシアは魔法使いの下働きで、ローレンスは宇宙産業で働いていた。ワシントンDCとNYを直撃した超大型ハリケーンにより無政府状態となった全米を背景に、二人はお互い属する組織により敵としてぶつかってゆく。魔法使いというファンタシーはあるものの、環境問題とか現実的なSFでした。
読了日:08月30日 著者:チャーリー・ジェーン・アンダーズ
アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA)アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA)感想
Kindle版を読了。表題作は未知のウイルスが蔓延し、そこへ更に巨大地震と超大型ハリケーンが襲い掛かられた米政府は企業と組み電脳空間へ意識をアップロードする『Mアメリカ』を開始するとほとんどの国民は電脳空間を選択し、一部の国民が実世界にとどまった近未来のアメリカが舞台。『Mアメリカ』が開催した公聴会に実アメリカの代表として登場した若いネイティブアメリカンは仏教を信奉する部族の長で、公聴会でも仏陀の教えを披露してゆく。最後、電脳空間と実世界の時間差を利用し弥勒菩薩の登場時期を無理やり合わせたのはご愛嬌。
読了日:08月23日 著者:柴田 勝家
タイタンタイタン感想
図書館で借りて読了。24世紀、人類はAIタイタンの恩恵により労働から解放され、趣味に生きるようになっていた。しかし、心理学を趣味で研究してきた内匠成果に『仕事』の依頼が舞い込むというスタート。いや、スケール感や登場するシーンのカラフルさといい、これまでの野崎まどさんに無かった大作感が楽しい。そして、『仕事』が無くなった時代に、『仕事』とは何かを正面から問いただす潔さが格好いいわ。
読了日:08月20日 著者:野崎 まど
スパイはいまも謀略の地にスパイはいまも謀略の地に感想
図書館で借りて読了。米寿となってもまだまだ活躍しているル・カレ御大の最新長編。舞台は現代の英国、主人公は主流から外れ下部組織に回された中年諜報員ナット。ある日、スポーツクラブを訪れバドミントンの試合を挑んだエドと出会うことで人生が大きく流れを変える。最初は淡々と諜報活動が進んでゆくが、ナットが扱う休眠工作員にモスクワから作戦指令がやって来ると一気に話が動き出す。スマイリー・シリーズでも活躍してたMI5の監視チームも久々に登場して緊迫感あったし、最後の脱出劇もクールに決まってスカッとした読後感でした。
読了日:08月15日 著者:ジョン・ル・カレ
グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へグーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ感想
Kindle版を読了。だいぶ以前に購入し塩漬けてたので、賞味期限切れかなとも思ったけど、Google創業時から2010年までのティピカルな話題を、ほぼ時系列で語ってゆく。心細い創業と綱渡りの船出、Webページのインデックス化やG Mailを進化させた天才的なヒラメキ、初めて黒字化した熱狂、中国からの撤退という屈辱などが面白かった。本書ではまだ裁判中だった図書館スキャン訴訟はGoogle勝訴で決着したようで一安心。Google社員たちが生き生きと描かれていて、一緒に喜んだり、落胆したりしたね。
読了日:08月10日 著者:スティーブン・レヴィ
ピュアピュア感想
図書館で借りて読了。表題作は雑誌掲載後、Webで無料公開されるとアクセスが急増し、この短編集発行のきっかけになったみたいだね。その表題作は女性は性向後に男を食うよう遺伝子操作が行われた未来のお話。他にも四編の短編が収められているが、どれも女性の性と生殖に関するSFで、最近のフェミニズム運動にも影響を受けいてるのかな。中でも「バースデー」は夏休み中に幼なじみが男性に性転換してしまった女子高生のお話で、鮮やかに伏線を回収しながら、大団円へ納めてしまうのは気持ちよかった。表題作の前日譚「エイジ」も物悲しかったな
読了日:08月04日 著者:小野 美由紀
駆逐艦キーリング (1980年) (ハヤカワ文庫―NV)駆逐艦キーリング (1980年) (ハヤカワ文庫―NV)感想
公開は未定となってしまいましたが、映画化されたので図書館で借りて読了。巻頭で著者が「本書はフィクションです」と述べているように、北大西洋航路を進む船団をUボートの攻撃から護衛する駆逐艦の典型的なお話。Uボート側が集団で攻撃する群狼作戦を取っているのは開戦当初の「黄金期」と呼ばれたスタイルだが、駆逐艦の装備などを見ると大戦中期以降とも思える。各章の冒頭にも時刻しか書かれておらず、年月日が不明なのも年代をぼやかしたかったからか。艦長に焦点が当てられているが、丸二日不眠不休での苦闘や、個人的エピソードも面白い。
読了日:08月02日 著者:セシル・スコット・フォレスター

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2020.09.01 | コメント(0) | トラックバック(0) |

7月の読書メーター

7月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:2459
ナイス数:49

犬神 明10 ウルフガイ犬神 明10 ウルフガイ感想
Kindle版で「狼の紋章」から始まるウルフガイ全19冊を読了。元々「狼のレクイエム」までは紙の本で読んでいたのですが、「黄金の少女」以降はネットでの評判が悪く手を出していなかったのに、Kindleでまとめ買い割引という情報を見て、つい全巻まとめてポチってしまいました。いや、思った以上に「黄金の少女」以降のグダグダさ酷かったな。人狼というファンタシーが根幹にあるとはいえ科学技術は勝手に拡張し、軍事関係も中途半端な知識をひけらかして失笑もの。ゴテゴテと上塗りされる心理描写も、読むのが苦痛なほどでしたわ。
読了日:07月28日 著者:平井和正
犬神 明9 ウルフガイ犬神 明9 ウルフガイ
読了日:07月25日 著者:平井和正
犬神 明8 ウルフガイ犬神 明8 ウルフガイ
読了日:07月22日 著者:平井和正
犬神 明7犬神 明7
読了日:07月20日 著者:平井和正
犬神 明6犬神 明6
読了日:07月18日 著者:平井和正
犬神 明5犬神 明5
読了日:07月17日 著者:平井和正
犬神 明4犬神 明4
読了日:07月15日 著者:平井和正
犬神 明3 (ウルフガイ)犬神 明3 (ウルフガイ)
読了日:07月13日 著者:平井和正
犬神 明2  犬神 明犬神 明2 犬神 明
読了日:07月12日 著者:平井和正
犬神 明1犬神 明1
読了日:07月11日 著者:平井和正
黄金の少女5黄金の少女5
読了日:07月09日 著者:平井和正
黄金の少女4黄金の少女4
読了日:07月08日 著者:平井和正
黄金の少女3黄金の少女3
読了日:07月05日 著者:平井和正
ガーンジー島の読書会 (下)ガーンジー島の読書会 (下)感想
昨年の映画公開時は近くの映画館で上映されずスルーしていたが、レンタルに下りてきたので図書館で借りて上下巻を読了。第二次大戦直後のイギリスで、作家のジュリエットが手放した古本をガーンジー島の青年が入手し、本に記されていた住所を頼りに文通が始まる。大戦中ドイツ軍の占領下にあった島で始まった読書会が話題となり、ジュリエットを中心とした書簡集という形で進行する。読書会メンバーの中でも中心的存在だったエリザベスは強制収容所に送られ連絡が取れない中、ジュリエットは島を訪れ、エリザベスを主人公とした小説を書こうとする。
読了日:07月04日 著者:メアリー・アン・シェイファー,アニー・バロウズ
哲学と宗教全史哲学と宗教全史感想
図書館で借りて読了。著者は現在大学の学長であるが研究者ではなく、就任以前は長らく生保業界で活躍してきた経済人。まえがきに「皆さんのビジネスに生かしてほしい」と書いちゃう位にはビジネス書ですね。人類の定住から始まって、ゾロアスター教の誕生、古代ギリシャの哲学、孔子へと続いて行く流れでとらえている点は分かりやすい。全般的、特に宗教に関しては概要で止まっているが、もっと知りたい人にお勧めの書籍を紹介していてブックガイドとしても有用だね。またカントなど一部についてはガッツリとページもかけて解説しているのもいいね。
読了日:07月03日 著者:出口 治明

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2020.08.01 | コメント(0) | トラックバック(0) |

6月の読書メーター

6月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5032
ナイス数:103

WIRED(ワイアード)VOL.37 (6月23日発売)WIRED(ワイアード)VOL.37 (6月23日発売)感想
藤井太洋さんの「滝を流れゆく」が読みたかったので、Kindle版を購入。藤井さんの短編はポストコロナではあるが、多様な感染症が蔓延している近未来を描いている。抗体を持っているかを生体スタンプで表示したりなど、相変わらずよく考えられているガジェットに感心しきり。著者の故郷奄美大島が舞台ということで、奄美の歴史や「日本人のおなまえっ!」的な苗字のルーツにも迫ったりと楽しかった。他では津久井五月さんの「地下に吹く風、屋上の土」が面白かった。昨年読んだ「コルヌトピア」でも植物をフィーチャーしてたけどまたやられた。
読了日:06月29日 著者:Condé Nast Japan (コンデナスト・ジャパン)
ミヤザキワールド‐宮崎駿の闇と光‐ミヤザキワールド‐宮崎駿の闇と光‐感想
図書館で借りて読了。著者は米タフツ大教授で、米における日本アニメ研究の第一人者。カリオストロの城から風立ちぬまでの監督作11作と、漫画版ナウシカを詳細に追うことで宮崎駿の作品世界を掘り下げて行く。私自身はハウル以降は未鑑賞で、トトロ・魔女宅・千尋の三作は地上波で観た程だが、他は映像ソフトを保有したりとのめり込んだ作品群。特にカリオストロはレーザーディスク(死語)で観てましたね。著者の分析は日米に跨る参考文献も凄いんだけど、日本語ネイティブでないからか所々違和感があったわ。劇場上映も始まったので観に行くか。
読了日:06月27日 著者:スーザン ネイピア
三体2 黒暗森林 下三体2 黒暗森林 下感想
Kindle版で上下巻を読了。前作では三体人とのファーストコンタクトから闘いに突入するが、今度は三体艦隊が到着予定の約400年後を見据えた地球側の防衛戦略が主題となる。ガチガチの監視下にある地球のため、頭脳の中に戦略を隠しそれをいざという時に繰り出す面壁者4人が選ばれる。三体から送り込まれた壁破者との暗闘に敗れ一人また一人と脱落するが、中国人天文学者の羅の活躍が中心となっていく。前作でも活躍した大史も健在だったし、新たな登場人物も魅力的で、前作を超えるエンターテイメント作。来年春の第三部刊行が待ちきれん。
読了日:06月23日 著者:劉 慈欣
三体2 黒暗森林 上三体2 黒暗森林 上
読了日:06月21日 著者:劉 慈欣
黄金の少女2黄金の少女2
読了日:06月17日 著者:平井和正
黄金の少女1黄金の少女1
読了日:06月16日 著者:平井和正
狼のレクイエム 第二部 ブーステッドマン狼のレクイエム 第二部 ブーステッドマン
読了日:06月15日 著者:平井和正
狼のレクイエム 第一部 虎精の里狼のレクイエム 第一部 虎精の里
読了日:06月15日 著者:平井和正
狼の怨歌【レクイエム】〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)狼の怨歌【レクイエム】〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:06月14日 著者:平井 和正
狼の紋章【エンブレム】〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)狼の紋章【エンブレム】〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:06月13日 著者:平井 和正
火星ダーク・バラード火星ダーク・バラード感想
先日読んだ短編集に登場した連続殺人犯がこの作品にも登場するというので、図書館で借りて読了。この作品は上田さんの長編デビュー作で、小松左京賞を受賞したとか。近未来、人類は火星の渓谷を天井で覆い、人工の大気で満たし、宇宙線も遮断し移住した。地球での警官に相当する治安管理官の水島は二人の同僚と共に連続殺人犯を護送していたが、突然列車が急停止し、幻覚におそわれる。覚醒すると同僚一人は射殺、もう一人も意識不明の重体で、犯人は逃走。水島は罠にハメられたことを悟る、という幕明け。SFだけではなく、ミステリーとしても良。
読了日:06月12日 著者:上田 早夕里
第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
Kindle版で全二巻を読了。主な主人公は建設会社の主任と、総合レジャー企業の社長の一人娘で、この二企業と国産ロケット企業の三社で月に結婚式場を中心とした宿泊施設を造ろうとする2025年からの物語。A.ウィアー「アルテミス」でも初の月面都市はアポロ11号を記念したテーマパークでしたので、核融合炉が実用化するまではこの方向しかないのかな。2003年刊行ということで経済予測とか外れてますが、「お金や重さの桁を少しいじっているが、それ以外はできるかぎり現実に即した」とあとがきにあるように後は景気回復を祈るしか。
読了日:06月09日 著者:小川 一水
第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:06月08日 著者:小川 一水
天地明察(下) (角川文庫)天地明察(下) (角川文庫)感想
Kindleで上下合本版を読了。冲方さんはマルドゥックスクランブルシリーズ以来久々。江戸時代初め、長年使われてきた中国の暦法がズレてきたのを天体観測と数学により新しい暦法を創り上げた渋川春海を主人公としたフィクション。元々数学ネタが好きで、ポアンカレ予想に取りつかれてしまった数学者たちを追ったドキュメント「100年の難問はなぜ解けたのか」を読んだり、先日話題になったABC予想もウェブで追っかけてましたが、和算でもこういった先人たちがいたとは胸熱。また、武を捨てようとした武士の時代の魁でもあったんだね。
読了日:06月07日 著者:冲方 丁
天地明察(上) (角川文庫)天地明察(上) (角川文庫)
読了日:06月06日 著者:冲方 丁
コリーニ事件コリーニ事件感想
映画がもう直ぐ公開されるので、図書館で借りて読了。弁護士になりたてのライネンが初めて国選弁護人として弁護することになったイタリア人の殺人犯コリーニだが、殺した相手が何と親友の祖父だった、という幕明け。犯行は認めるものの動機を一切語らないコリーニに、ライネンは弁護の手がないがある時過去にさかのぼることをひらめく。先日読んだ「独ソ戦」で指摘されていた世界観戦争という負債が現代のドイツにも重くのしかかっているのを感じた。この小説がきっかけでドイツの刑法に変更が加えられるという事実にも驚いたわ。
読了日:06月05日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
ガーンジー島の読書会 (上)ガーンジー島の読書会 (上)
読了日:06月04日 著者:メアリー・アン・シェイファー,アニー・バロウズ
独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書)独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書)感想
図書館で借りて読了。独ソ戦は通常戦争の他に収奪戦争と世界観戦争の二つの面があったとの指摘は鋭い。収奪戦争とは開戦当初、資源や食料を奪いドイツへ運ぶだけでなく、労働力として捕虜や農民を強制収容所へ送っていた。世界観戦争としては占領地域のユダヤ人や共産党員を親衛隊出動部隊と連携して絶滅していった。特に収奪によりドイツ本国は敗戦間際まで生活に困窮することは少なく、「ドイツ国民はヒトラーの共犯者であった」という一言には唸らされたね。最後の世界観戦争のせいでヒトラーは戦争を止める口実を失ったのかもしれない。
読了日:06月02日 著者:大木 毅

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2020.07.01 | コメント(0) | トラックバック(0) |

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    プロフィール画像を親愛なるへむれんさんが書いてくれました、多謝!

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