mike's box

ライブ・レポートやCDレビューなどなど

orange pekoe@音霊

さて、7/12もう一つのライブは逗子の音霊 SEA STUDIOで行われたorange pekoeのワンマンライブでした。ややアヤシイとこもありますが、セットリストから。

1. Honeysuckle
2. ONE AND ONLY DAY
3. 極楽鳥
4. アダジオ
5. little mermaid
6. STORY
7. メトロ
8. 南風
9. Selene
10. Loop, Mind and Nature
11. 空にかかるCircle
12. 太陽のかけら
<アンコール>
13. Birthday Song
14. やわらかな夜
15. よろこびのうた
<ダブルアンコール>
16. LOVE LIFE

オレペコのライブは1月のツアー以来で、半年ぶりの8回目かな。ここ逗子でのオレペコは海音時代から数えて4年連続での参加となりますね。KOKIAのライブ会場だった西新井を後にして、一旦東京駅で生ビールとざる蕎麦のランチをとり逗子へ直行。時間的にちょっと早かったのですが、また逗子の海岸で生ビールを飲みながら開場を待ちました。ちょっと通り雨もありましたが日差しも強くなく、ぼんやりと海を眺めて過ごす午後もいいもんです。リハでの一馬のGt.がかすかに聴こえてましたっけ。こないだの元ちとせと同じく整理番号が良かったので、30席ほどしか出てなかった椅子も確保。開演が近づくにつれ、立ち見のお客さんも埋まってきました。開演時間の18:00を5分ほど回って先ず一馬が一人で登場。テレキャスを担いで演奏を始めながら、Dr.石川智、Bs.杉本智和、Kb.鈴木けいこ(from this time)のサポート3名を呼び込み、順次演奏に加わって行く展開。このメンバーは1月の時と同じでしたね。あと、一馬がテレキャス弾くのは初めて見たけど、この日は最後までテレキャス一本で通してました。しばらくしてトモジも踊りながら登場、この日の衣装はエメラルドグリーンのリゾートっぽいミニワンピ。足元はビーチサンダルで、ほぼ黒髪のショートだったかな。
1曲目が始まるとトモジは跳ねるわ踊るわと端からテンション高かったね。声も最初から良く出ていて、後のMCでも海の近くなので湿度が高くてのどに優しい環境だと言ってましたね。アウトロのスキャットをフロアに振ると即座にレスポンスも返ってきて、お客さんも最初からノリが良かったわ。2曲目は石川さんのサンバなDr.ソロから一馬がタンボリン、杉本さんがショカーリョ、けいこさんはアゴゴで続き、最後にトモジが大きなクィーカでソロを取ります。お客さんからの喝采に気を良くしてトモジは長いソロを聴かせてくれたね。そこから一馬のリフが始まると歌へ。歪んだRhodes風エレピのバッキングもクールでした。間奏でもトモジはちょっとクィーカのソロしたっけ。サビではフロアからの合唱もあり、アウトロでは一馬のGt.ソロをスキャットで煽るとかかなりヒートアップ。

3曲目は一馬はチューニングが間に合わずBメロからの参加となってたかな。間奏でのGt.ソロに続くトモジの口トランペットも楽しかったし、Swingyなリズムに合わせて腰を振ったりとトモジはハイテンション継続。4曲目はアルペジオのみから入り、マレットでのシンバルが続くイントロからクール。Bメロからけいこさんのコーラスが加わった以外は1コーラス目はGt.のみでの伴奏。間奏からバンドが入ったけど、トモジのファルセットでのシャウトも気合入ってたし、エレピとスキャットの絡みはこの日最初の鳥肌モノ。5曲目は石川さんがブラシにスイッチし、軽やかなワルツのリズムを刻みます。歌いだして直ぐにトモジがテンポを落とすように杉本さんに指示を出してたっけ。杉本さんはこの日狭いステージのためか全てE.Bs.で通してたり、モニターの音が聴こえづらそうな感じもあって本調子ではなかったかも。ここでMCが入り、この日はトモジ以外はアロハでそろえたと言ってましたが、既に石川さんは暑さで脱いでいましたね。杉本さんの和風な柄のアロハが一番受けてました。
6曲目はJazzyにスタートしましたが、途中からサンバにスイッチしてまた盛り上がる『in autumn』に近いアレンジ。大サビでは一旦ブレイクを入れてからの疾走感が凄かった。トモジのリフレインにけいこさんと石川さんがコーラス入れると、フロアからも大合唱が加わってのフィニッシュ。7曲目はリリカルなアルペジオに静かなスキャットが絡む長いイントロから緊張感あったね。間奏でのGt.ソロからBs.ソロの流れもかなりインプロ入ってたし、大サビ前のGt.ソロにトモジがスキャットでなく眼差しで煽っていたのもスリリングでした。続くエレピのソロでは石川さんが変拍子入れたりとインタープレイも続出。それらに刺激を受けたのかトモジのスキャットもかなりエモーショナルで、最後の激しいDr.ソロへの流れを作ってたわ。いや、この曲がこの日のベストパフォーマンスでしたよ。8曲目は一息入れる感じで一馬はスツールに腰掛けゆるいアルペジオから。石川さんはスネアを手でコンガ風に叩き、途中からブラシにチェンジ。トモジの抑え目のヴォーカルもフィットしていて、前の曲での緊張をほぐしていた感じもあったかな。

9曲目は新曲で、タイトルはまだ仮だとか。ほぼ曲が完成してからタイトルを決める段階でギリシャ神話の月の女神の話を知り、あまりに曲にピッタリで驚いたとか。マイナーなアルペジオから始まってしばらくGt.のみで歌い、途中から隙間のあるPf.そしてマレットでのシンバルが入る展開。詞もムードあって、『Wild Flowers』に多かったガーリーなものからまた変化したみたい。石川さんがハンドマイクで気合入れてコーラスしてたのも面白かったよ。ここでオレペコ結成から10年というMCもあり、10曲目は1stミニアルバムからの曲でしたね。多分始めて聴いたと思うけど、初期の曲らしいアッパーな感じでした。疾走する歪んだエレピもカッコ良かったし、トモジのロングトーンも伸びてたわ。杉本さんは久しぶりに演奏するので、しっかりスコア見てたのが珍しかったっけ。そのアウトロからGt.のアルペジオでブリッジして突入した11曲目からは鉄板のアゲアゲ編成。
イントロから凄いノリでスキャットするトモジですが、歌に入る前に海を指差し「海よ、割れろ」と預言者が乗り移ったかのようなシャウト。「虹の先には約束の地が必ずある!」という預言は無かったけど、ちょっと神懸った演出にビックリしたよ。そのテンションのまんまステージの前まで出て来て、観客の一人々々にマイクを差し出しコーラスを要求するトモジには逆らえないので歌いましたが、ヒートアップしたフロアは蒸し暑くて大汗かかされましたわ。JazzyなDr.ソロでブリッジしてなだれ込んだ本編ラストもイントロからスキャットと合唱で始まる展開。歌が始まるとちょっとスローダウンしウィスパーなヴォーカルでしたが、間奏でのGt.ソロから徐々にまた盛り上がって来ましたね。杉本さんのBs.も気持ち良く走ってたし、アウトロのスキャットも弾けてたね。仕上げはけいこさんのエレピで落ち着いて締めてくれ、ようやく一息つけましたよ。

メンバーの退場を待たずに不躾なアンコールも始まり、程なくオレペコ二人での入場。トモジのアナウンスで翌日誕生日だった一馬へケーキセレモニーのスタート。石川さんが慎重にケーキを運び、トモジの生声で13曲目が始まったっけ。Jazzyなピアノトリオの伴奏も加わり、フロアも合唱で参加。歌い終わると一斉にクラッカーが鳴らされ、ビックリする一馬の大きく空いた口が忘れられないよ。感激に浸っていた一馬に石川さんが、ロウソクが尽きそうになっていたケーキを吹き消すように促していたのが象徴的だったな。このクラッカーの準備は事前にメーリングリストで有志に伝達されてたそうで、見事に計画は成功してましたね。そんなこんなの大騒ぎも治まり、14曲目はリバーヴを効かせたウーリッツァー風なエレピのイントロから。でも1コーラス目はPf.無しでのGt.トリオでの伴奏だったみたい2コーラス目からはエレピも参加し、けいこさんの深みのあるコーラスも効いてたね。大サビ前の間奏からはそれまでブラシだったDr.もスティックに替わり、4ビートでの大サビも楽しかった。トモジの歌も濃くなり過ぎず、いい感じでフィニッシュしてたよ。
15曲目はGt.ソロのイントロからトモジのリードで合唱が始まります。「お祝いの日だ」と歌う部分では一馬を指差し、フロアからはまた歓声が上がりましたね。間奏ではアフリカンなDr.ソロがあったり、けいこさんの力強いPf.ソロもあったっけ。トモジは手をブンブン振り回してテンポアップを要求し、強烈なフィニッシュとなりました。一旦皆さん下がりましたが再び手拍子で引っ張り出され、全員再々登場。サンバなDr.ソロからオーラス曲が始まりました。トモジはステージから落ちそうになるほど前に出て来て、フロアと一体となった歌が楽しかった。1月からちょっと感じていたけど、けいこさんがコーラスで参加することでトモジのヴォーカルも一人で奮闘するのではなく、いいバランスとなっていたのがこの曲でも感じられたよ。最後はメンバー紹介しながら、各パートのソロ大会もあり派手に締めくくってくれました。2時間15分のステージでしたが、終わってみれば合唱と蒸し暑さで大汗かいたな。帰宅するまで待ちきれず、スカ線の中でビールを飲んでしまったのはナイショにしといてください。10周年のアニバーサリーも年内に行いたい、みたいなアナウンスもあったので次のライブにも期待していますよ。
Wild Flowers (初回生産限定盤)

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

KOKIA@Ario西新井

続いて7/12一つ目のライブはArio西新井というショッピングセンターで行われたKOKIAのフリーライブでした。1stステージのみの参加でしたが、とりあえずセットリストから。

1. 宇宙が・・・
2. dandelion
3. Remember the kiss
4. Plus Sing Free(仮)
5. ありがとう・・・

KOKIAのライブは4月の国フォ以来で、13回目だと思います。西新井には仕事で何度か行ったことがあったのですが、上野で常磐線への乗り換えに迷い会場に着いたのが開演予定時間の13:00をちょっと過ぎてたかな。到着するとMCのお姉さんがKOKIAを招き入れるところで、ギリギリ間に合い最後列に位置しました。KOKIAのフリーライブは一昨年のQueen's Square以来でしたが、あの時の倍近いお客さんが集まってた感じですね。登場したKOKIAの衣装は水色地にピンクの花柄プリント入ったノースリーブのブラウスに、膝丈のストレッチジーンズ。髪はオレンジ系カラーリングのストレートロングで、足元はいつものように裸足。国フォの時よりちょっと太ってたかな。サポートはお馴染みのA.Gt.松尾和博のみで、MC中に既にステージでスタンバイしていたようです。
1曲目はKOKIAのアカペラからスタート、松尾さんは立ちでゆったりしたストロークで続きます。そう言えばこの曲は今年の苗場と昨年の草月ホールでも1曲目でしたね。KOKIAにとっても思い入れの強い曲かも。最初の曲なんでちょっと声が出ていない感じでしたが、サビから徐々に本領発揮しラストのロングトーンは流石の迫力。会場が騒がしいショッピングセンターの真ん中っていうこともあって歌に集中できなかったのが残念だったし、KOKIA自身も苗場でみせたテンションの高さは感じられなかった。MCが少しあり、2曲目はQueen's Square以来久々に生で聴いたかな。松尾さんは引き続き立ちでリリカルなアルペジオから。そのイントロにKOKIAもスキャットで絡むとか乗ってきましたよ。アコギがストロークに替わるとKOKIAも後から押されるように声が出てきた感じ。最後のロングトーンを綺麗に会場に響かせて、ニッコリ笑っていたのが印象的でした。

3曲目はご存知リメキスです。通常なら破壊力バツグンの最終兵器なんですが、やはり騒がしい場所では威力は半減。細かいヴィブラートや低いロングトーンなどが聴きどころが堪能できませんでした。無理してでももう少し前に行けば良かった、っていうのは後の祭りですね。松尾さんは座りでアルペジオ主体だったかな。4曲目は新曲でタイトルは募集中だとか。内容的には「歌う人」のような感じで、「私が歌う訳は〜」とか「みんなの笑顔が見てみたい」という歌詞が記憶に残ってますよ。でも曲調は明るめで、ミディアムに近いテンポだったかな。大サビで転調する部分だけちょっとマイナー入ってたっけ。このテーマはKOKIAのライフワークになってる感じもありますね。そして最後はKOKIAの代名詞でもある曲で締め。やさしいアルペジオのイントロから語るような歌いだしで、オリジナルヴァージョンに近い歌い方。間奏では松尾さんのGt.ソロにハミングで絡むとか素敵なムードでフィニッシュ。
終演後の物販に並ぶ人の多さにちょっとビックリ。30分ほどの短いステージで、沢山の人の心をつかんだようです。先日DVDもリリースされたし、9月にはアイルランドレコーディングの新譜も発売されるとか。今年はデビュー10周年だし、まだまだKOKIAの進撃は続きますね。新譜のレコ発ツアーがあることを祈ってますよ。
The VOICE

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多和田えみ / bird@LIQUIDROOM

7/11になりますが、恵比寿のLIQUIDROOMで行われた「DIVA 2008」というイベントに参加してきました。多和田えみとbirdのみで申し訳ありませんが、レポします。

多和田えみ & The Soul Infinity

1. I FEEL THE EARTH MOVE
2. Naturally
3. ゆらゆら
4. eternity
5. FLOWERS
6. INTO YOU
7. MISERY
8. 潮騒

えみちゃんのステージは5月のフリーライブ以来で、2回目。6/7のタワレコ渋谷でのフリーライブも招待券もらっていたけど他のライブと重なっていたし、そのイベント自体えみちゃんの喉の不調でキャンセルになってたんですよね。ちょっとそのニュースも気になっていたけど、最近はまたバリバリ活動しているようなので一安心。この日は何と整理番号が一桁だったので、長そうなイベントに備え数少ない椅子席をキープ。出足は悪かったけど、開演時間の19:00には結構フロアも埋まってましたっけ。そこから5分ほど遅れてBGMの音量が大きくなり、客電も暗くなってThe Soul Infinityの面々が手拍子を煽りながら入場。メンバーは5月と同じBs.阿部光一郎、Dr.佐々木一剛、Gt.伊平友樹、Kb.野崎泰弘、Sx.新井一徳、Tb.枡家小雪、Perc./Cho.岩村乃菜の7名だったかな。阿部さんはMINGUSS、野崎さんはSuperflyでもお馴染みでした。
少し遅れてえみちゃんが登場。この日の衣装はレタリングのプリントが入った白のタンクトップにジーンズ。髪はトレードマークの黒髪ロング。前回と同じくメンバー紹介と各パートのソロから、1曲目になだれ込む展開。心配していたえみちゃんの声ですが、前回よりハスキーさが増して、ハイトーンが少し苦しそうだったかな。まだ全快とは言い難いね。次のアルバムのリリースも迫ってるし力入れてる事務所の焦りも分かるけど、この時期あまり無理をさせない方がいいんじゃない?バンドも休止期間があったせいかややまとまりに欠けていた感じもあったかも。えみちゃんが健気にもひたすら明るく、かつソウルフルに歌ってたのが救いだったな。アウトロからDr.でブリッジして突入したのも、先日と同じ2曲目。その時に比べると打ち込みの割合が多くて、ちょっと残念。CDのイメージを大切にするより、グルーヴを重視して欲しかった。この曲からバンドのノリも上向きになってたのにね。

ここでPf.トリオのインプロをバックに「ようこそDIVA 2008へ」とのMCがあり、そのまま3曲目に突入。Dr.がリードし、ホーンアンサンブルそして残りのバンドが続くイントロからユルイながらもHappyな空気があふれて来ましたね。えみちゃんのヴォーカルもテンポはユルイけど、パワーは全開。途中から野崎さん、サビからは乃菜ちゃんのコーラスも加わり、Dr.やGt.のダブともマッチしてたな。徐々にえみちゃんのフェイクも多くなり、アウトロのスキャットではコブシも回ってたっけ。あと、この曲あたりからエゴラのステージで良く見かける写真家の仁礼博がバシバシ写真を撮っているのを発見。いや、彼が撮ったえみちゃんの写真も見てみたいものです。4曲目は7/23リリース予定の2ndミニアルバムから。シェイカーのみから歌い始める意外な展開でしたが、クールなAORっぽいリズムとホーンのアンサンブルも加わって行くアレンジがカッコ良かった。えみちゃんのヴォーカルのみがややホット過ぎだったけど、まあその辺は今後の課題ですかね。
今度はGt.トリオの4ビートをバックにその新譜の告知などをして、4曲目へ。これも新譜収録で、ボトルネック使ったGt.のバッキングやリズムが南部風。えみちゃんの唸るようなヴォーカルもフィットしてたわ。大サビの入りをホンキートンクなエレピとタンバリンのみで入るあたりもセンス良かったよ。Dr.とコンガのアフリカンなビートをバックにMCが入り、6曲目はラテン系フュージョンっぽいハイスピードかつグルーヴィーなアレンジが秀逸。前回よりヴォーカルもあっさり目で印象が良くなっていたよ。間奏でのきらめくA.Sx.ソロからサルサ入ったPf.ソロへの流れもツボだったし、アウトロのスキャットも疾走感あふれていて、この曲が文句無しにこの日のベストパフォーマンス。新譜がまた楽しみになりました。

7曲目はワウ効かせたGt.とルーツさを感じるホーンアンサンブルのイントロから。この曲ではえみちゃんも中低域中心に歌ってたけど、天性のグルーヴが感じられたね。低い声だとホーンに負けてしまいがちですが、しっかりと存在感あったのが立派。そして、波の音のSEをバックにMCがあり、そのまま前回も演奏した山下達郎のカバーへ。これも新譜に収録されるとか。この曲から伊平さんはアコギにチェンジし、佐々木さんもブラシへ。前回よりえみちゃんのヴォーカルがウィスパーさを増していたのは喉の不調のせいでないといいんですけど、乃菜ちゃんのコーラスがしっかりサポートしてくれていて助かったわ。間奏でのスチールパンをサンプリングしたようなKb.のソロからTb.ソロでは、ライブダブ風にディレイをかけたり、パンしたりの小技も楽しかった。アウトロ中にお別れの挨拶をして、メンバーと共にステージを去るえみちゃんの顔にはやや疲れた表情もあったかな。45分ほどのステージでしたが、前回のような余力は感じられなかったね。

bird

1. UP AND AT IT(夜に浮かんで)
2. BATUCADA
3. サマーヌード
4. 空の瞳
5. LIFE
6. SOULS

birdのライブは5月のミッドタウン以来で、7回目になりますか。あの時は樋口さんとのデュオだったので、バンドとなると昨年2月の『BREATH』レコ発ぶりですよ。birdの出番はえみちゃんに続いて2番目で、先ずサポート陣が登場。メンバーはお馴染みGt.田中義人とDr./Perc.GENTAのお二人に、もう一人のOrg.金子雄太はオレペコのサポートでお見かけしたことがあるかも。1曲目のイントロが始まるとbirdも登場。衣装はミッドタウンの時と同じ白地に朱色の大胆なプリントの入ったロング丈のドレスで、あの時は気が付かなかったけれどちょっと和風なデザインだったな。髪は最近定番のアップでした。この1曲目はBEATSのC/Wで最初は曲名が分からなかったけど、ネットの情報で判明。田中さんはES系のE.Gt.でスタート、金子さんは最後までレスリースピーカーを接続したハモンドを弾いていましたね。フットバーも活躍していて、この曲ではGENTAさんのDr.と共にグルーヴィーな4ビートを奏でていたっけ。間奏でのE.Gt.ソロ、アウトロでのOrg.ソロも端からシビレました。
2曲目はCM曲で来ましたね。CDでのクラブ風味付けではなく、ややBPMを落としたJazzyなアレンジ。E.Gt.はワウが効いていて、クールなOrg.との相性も良かったな。birdもミッドタウンに比べやや力を抜いた感じで、自在に歌っていたのが印象的。3曲目はもう直ぐリリースされる両A面のニューシングルで、GENTAさんのサンバ風なDr.ソロからスタート。Gut Gt.にスイッチした田中さんのリフが続くと一気にムードはブラジリアン。birdの歌はコケティッシュな歌い方で、まだ歌い慣れていないのかノリは今一。とにかくバンドが素晴らし過ぎたって感じかな。アウトロで音数を減らして行きGut Gt.のリフだけでフィニッシュするとか、カーニバルの終わりがイメージされたわ。メドレーで続いた4曲目はDr.のソロからOrg.のBs.ラインだけが続き、その間にES系に戻った田中さんの特徴的なGt.のリフが始まるとフロアから歓声が上がりましたね。この曲では金子さんのOrg.が突っ走っていたな。レスリースピーカーもフル加速してたし、凄まじいグルーヴ。birdもそれに乗せられて、いいパフォーマンスしてたっけ。踊りすぎてマイクを落とすほどのノリでしたよ。

またサンバなDr.ソロでブリッジし、突入した5曲目はGut Gt.のリフが聴こえて来ると4曲目より大きな歓声。この曲も人気ありますね。GENTAさんのバスドラはスルドっぽいリズムを刻んでいて、金子さんはBs.ラインをメインで演奏。時折入るOrg.の静かなバッキングはシンフォニックな感じだったかも。birdも前の曲のようなノリではなく、情感を込めて歌っていたかな。アウトロのスキャットもシビレました。曲が終わるとbirdから「楽しいですねー」とのコメント。この言葉はバンドに向けられた一言でしたが、私も大きく頷きましたよ。ここでメンバー紹介があり、「次で最後の曲です」と続くと大ブーイング。フロアも暖まって来ただけにちょっと早過ぎでしたね。6曲目はデビュー曲ですが、Gut Gt.のアルペジオにマレットでのシンバルが絡むイントロから。アカペラで歌い出し、1コーラス目はほぼGut Gt.のみで歌っていたかな。サビからシンバルが少し加わり、2コーラス目から抑え目なOrg.も入る展開。birdのヴォーカルは芯のある声でしっかり歌っていた印象で、大サビではフロアからコーラスも少し聴こえて来たっけ。アウトロのOrg.ソロはちょっとゴスペルさもあって、雰囲気あるエンディングとなりました。
40分を切るステージはヴォリューム的に物足りなかったけど、この3人のサポートは凄い破壊力でした。birdの出来も安定していたし、この後のライブも注目です。来週の船上ライブは行けませんが、9/27の所沢がこのメンバーだったら是非参加したいですね。トリのMonday満ちるは貫禄のステージで、1時間ほどだったかな。Club Jazzという枕詞の「Club」を取り去るべき、本格的でクールなステージを見せてくれましたっけ。アンコールでは、MondayさんのバンドにGENTAさんのPerc.が加わり、えみちゃんとbirdもステージに顔を揃えCarol Kingの「NATURAL WOMAN」を歌ってくれました。最初はMondayさんがリードでbirdが続き、サビをえみちゃんがメインでベテラン二人がコーラスするという豪華なリレー。華やかなイベントを賑々しく締めくくってくれましたよ。
LOVE&PEACE サマーヌード/ダンシング・シスター

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

木村カエラ@NHKホール

さて、7/9ですがNHKホールで行われた木村カエラの「LIVE TOUR 2008 "+1"」東京公演1日目に参加してきました。ちょっとアヤシーけど、セットリストから。

1. Jasper
2. NO IMAGE
3. L.drunk
4. +1
5. リルラリルハ
6. STARs
7. ファミレド
8. No Reason Why
9. 鏡よ鏡
10. dejavu
11. ワニと小鳥
12. Samantha
13. You
14. Yellow
15. TREE CLIMBERS
16. はやる気持ち的 My world
17. BEAT
18. 1115
19. Humpty Dumpty
<アンコール>
20. Circle
21. Mustache
22 Magic Music

カエラのライブは昨年10月のGepp Tour以来、チョー久々の9回目かな。これまでカエラのツアーはずっと参加してきたけど、今回は初のホールツアーってことでどんなステージを見せてくれるのか期待半分、不安半分って感じで行ってきました。NHKホールは1週間前のYUIに続いての訪問、昨年カエラ目当てでミカ・バンド見たのもここでしたね。開演時間の19:00を10分ほど過ぎて先ず客電が落ち、ステージ後に垂れ下がっていた3枚の高輝度LEDディスプレイにスピード感あるCGが映し出され、スペイシーなシンセのSEも音量が大きくなって行きフロアもヒートアップ。その中まずサポート陣が入場。メンバーは不動のカエラバンドであるBs.ようちゃんこと村上4106(from BRAZILIANSIZE)、Dr.キャッシーこと柏倉隆史(from toe)、Gt.シノッピこと渡邊忍(from ASPARAGUS)のお三方と、昨年の武道館以来となるGt.アイゴンこと會田茂一(from FOE)、そしてお初なKb.テディこと中村圭作(from kowloon)の計5名。
イントロが始まるとカエラも登場。この日の衣装はクラシカルなシルエットのダブルボタンワンピで、色は蛍光オレンジと黒のチェック柄。足元は黒のストッキングに、黒とグレイのバッシュ。髪は赤のメッシュが入った黒髪ボブ。メイクも蛍光ピンクのシャドウ入ってて、1曲目ではブラックライトが活躍してたんで、ワンピとシャドウが目立ってたね。男性陣も揃って蛍光色のサングラスをかけていたのも面白かった。ディスプレイには事前に撮影されていた同じ衣装を着て踊るカエラも映し出され、実際にステージで踊るカエラと見事にリンクしていたっけ。この曲を始め、この日のカエラの踊りには切れがあったのにビックリ。これまでのステージでも踊りだすと「カッケー」とは思っていたけど、踊りだけでもここまでのパフォーマンスを見せてくれるとは想像もしていなかったよ。あと、アウトロでのシノッピのアコギタッピングもシビレたね。

2曲目は一定のリズムを刻むBs.に対して変拍子入れまくるDr.のリズム隊と、ノイジーなシンセとディストーション効いたシノッピのGt.リフがCD以上のノリの良さ。mitoが見事にメイクしたトラックをあっさりと凌駕するプレイも凄いわ。この曲ではグリーンのレーザー光線が活躍していたけど、レーザーはカエラのライブには欠かせないアイテムになって来たね。ようちゃんは以前見かけたPop Jamと同じスタインバーガーを弾いてたけど、久々にスタインバーガーのBs.見たかな。3曲目はシノッピのGt.ソロからスタートし、アイゴンと二人でのリフが半端ないノリ。カエラはそれに押し出されるようにステージ前に出てフロアを煽ってたね。大サビでブレイク入れると、フロアから大歓声。それに応えてカエラもかなり弾けて歌ってたわ。4曲目は短い挨拶をはさみ、イントロから手拍子を要求するカエラ。その手拍子とローズ風なエレピにハイハットのみで歌いだすとこもノリが良かった。ディスプレイに移っていたCDはちょっと意味不明だったかな。
5曲目はアイゴンのGt.ソロのイントロから。引き続きカエラはステージ左右に動きフロアにサービス。シノッピのファルセットでのコーラスも板についたもんです。アウトロでのバンド一体となったうねりもカッコ良かったね。6曲目ではイントロから何度も拳を突き上げるカエラ。結構フェイクも入れたりとカエラも乗って来ましたね。アイゴンとシノッピのリフはシンクロしたかと思うと、シノッピがワザと外したりとノリを良くしてたのに感心。テディのOrg.もグルーヴしてたっけ。7曲目はようちゃんの高速ビートに悶絶。2コーラス目のサビは抑えたDr.にシノッピのリフ、グロッケンっぽいシンセと手拍子だけで歌う入りも素敵だったな。アウトロでアイゴンがステージ前まで出てソロ弾くと、カエラもその後まで行って踊ってたのが印象的だったわ。

8曲目も新譜からで、ここまでほぼノンストップで演奏してきましたが、カエラにちょっと疲れの色が見えたかな。歌はまあ良かったけど、踊りがちょっと辛そうだったわ。ここでようやくMCが入ったけど、相変わらずまとまり無い話だったっけ。9曲目は中央のディスプレイ前に円形の額が降りてきて、鏡みたいになってそこに魔女のコスプレしたカエラが映し出されてたね。アナログ風なシンセのループにディストーション効いたアイゴンのソロが重なる間奏もCDだと団子に聴こえちゃったけど、生ではっきり意図が見えた感じ。10曲目は昨年のZeppで初お披露目したんだったよね。手で三角を作り息を吹き込むおまじないをフロアでも何人かやっていたのが微笑ましかったな。それに機嫌を良くしたのか、跳ねながら歌うカエラも楽しそうだったよ。
四つ打ちのバスドラでブリッジして、11曲目は出だしのカウントをフロアに要求してスタート。イントロのシノッピのアコギによるアルペジオも爽やか。シノッピの出だしからのコーラスも効いていて、CDでのカエラとアッチュのツインヴォーカルに近い感じもあったな。12曲目はポリリズム満載のDr.とディープなグルーヴしてたBs.のリズム隊にやられたわ。このリズムで激しく踊るカエラも相当変態だね。アウトロのアイゴンのエアチューブも久々に見たものの一つでした。13曲目はシノッピのGt.ソロから。間奏での彼のGt.ソロも相当気持ち入っていたね。シノッピって力入ると横向いて、もっと入ると後向いちゃうんだよね。分かり易い人です。カエラのヴォーカルはパワフルで、不思議な説得力ありましたっけ。

ここでこのツアー恒例らしいウェーヴの練習。たまたま見ていたTVの東京フレンドパークでフランキー為谷がやっていたウェーヴのリードをやってみたくて始めたとか。やり終わっての一言が「チョーキモイ!」(キモイは気持ち良いの略だそうです)。で、「ここからメチャ激しくなります」と宣言し、14曲目に突入。シノッピのリフとスピード感のあるDr.で歌いだし、バンドが続く展開は昨年より気持ち良かった。2本のGt.のリフの絡みもヤバイの一言。ディスプレイも含めた照明も黄色一色で盛り上げてましたっけ。15曲目は大好きな曲なんだけど、あの特徴的なバスタムが抑え目だったりイントロが変わってて最初気がつかなかったよ。この曲は前のアレンジの方が良かったかな。16曲目は確かカエラとシノッピの共作で、シノッピがプロデュースしてたけど、この日はアイゴンのGt.がメインだったね。間奏でのソロは得も言われぬ高揚感あったわ。この曲でも踊りまくるカエラでしたが、踊りからポーズへがバシっと決まってたのが流石に元モデルです。
17曲目はこの日初めて黒のストラトを担いで、曲名をシャウトしてスタートする気合の入れよう。サビでのロングトーンも魂感じたわ。それを感じて間奏でのシノッピのGt.ソロも後を向くほどの気合。いや、毎度ながらこの曲では踊らされてしまいますね。そのノリのままタミー提供曲連発で18曲目へ。この曲ではカエラの低い声がセクシー。シノッピも地声でコーラスしてたっけ。このヴォーカルはタミーの曲のツボを会得した感じもあったな。アウトロのアイゴンのGt.ソロもカッコ良かったけど、一度でいいから菜花との共演を見てみたい(実現したら昇天しそう)。「いや、サイコーです」で始まるお別れのMCもあったけど、それはこっちが言うせりふですから、カエラさん。MC中に静かにアルペジオを奏でているシノッピも男前だったし、「このアルバムのタイトルは、今自分に何をプラスしたいのかを考えた」という言葉に頷いてしまったわ。

本編ラストはディスプレイに歩く卵のアニメーションが映し出され、打ち込みのリズムとシンセのみでスタート。2コーラス目からゆるくバンドも入っていったけど、キャッシーのリードで手拍子も加わってたね。後半は細かく切ったメタルテープの紙吹雪が舞ったり、ステージ前に一斉に大きなマーガレットの花が飛び出してくる演出も憎い。歌い終わったカエラがDr.セット後の階段を上り、ディスプレイに空いたドアから絵の中に消えて行ったのも余韻のあるエンディングだったよ。アンコールでは白のツアーTeeに白黒チェックのゆったりしたパンツに着替えて登場のカエラ。気がつけば男性陣は最初からこのパンツで揃えてたみたい。で、20曲目はイントロから一昨年のツアーを思い出させるレーザーが活躍。まだまだ元気にクルクル回って踊るカエラに、フロアはタオルを回して元気を送ります。21曲目は新曲で、この日が初披露だったのかな。「珍しく恋愛系な詞です」とか言ってましたが、フロアのコールからスタートしたサウンドはご機嫌なROCKでしたね。打ち込みも多かったし、カエラ自身のコーラスも流れてたかな。またバンドアレンジで聴きたいね。
さて、オーラスはシノッピのGt.のみで歌い出し、Bメロからバンドが参加する展開。本当に最後まで全力で歌い、踊るカエラには頭が下がるな。最後中央で深く一礼してたカエラですが、お礼をしなきゃいけないのはこっちですね。投げキスをしながら上機嫌で袖に消えるカエラが愛おしかった。終わってみれば2時間をちょっと越えるステージで、武道館含めてこれまでで最長かな。ヴォリュームもありましたが、昨年からまた少しだけど内容も濃くなっていたのが嬉しかったね。ホールでもカエラらしいROCKさとPOPさが高いレベルで融合してて、安心したよ。8月からのハコツアーはFCの発足もあって、チケット取れるか不安ですがチャレンジしなきゃ。あ、その前にくるりとの対バンもあったの忘れてた。
+1

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arp@duo

7/6に渋谷のduo MUSIC EXCHANGEで行われた「Roland presents 夏音」に参加してきました。この日はちょっと遅刻してしまったのですが、ネットの情報によると以下のセットリストだったようです。

0. forest
1. わたしのこえ
2. 夕立
3. 満月
4. YES
5. Starlight Stardust
6. おやすみなさい
7. 横顔
8. Reborn
9. ウレシ泣キ
10. 光のさすほうへ

arpのステージは1月のワンマン以来で、ほぼ半年振りの13回目かな。6/21の『arp』レコ発ワンマンも行きたかったんだけど、ヘドウィグと重なってしまったんですよね。この日も前後にライブが立て込んでいて参加予定ではなかったのですが、e+の無料招待に応募したら当選したので足を運んじゃいました。私が会場に到着すると3曲目の途中でしたっけ。この日のあん朱さんの衣装はプルシアンブルーっぽい色のシンプルなシルエットの膝丈ワンピで、足元はピンクのハイヒールだったかな。髪は1月と同じような、あえてラフにセットした感じが似合ってましたよ。この日のステージはサポート無しで、ハマーと二人でのステージ。いつもは濃くなりがちなこの3曲目もあん朱さんのヴォーカルは押さえ気味で良かったし、久々に大音量で聴くハマーの打ち込みも精緻で美しかった。
ここでハマーから主催のRolandのエレピを紹介するMCもありましたが、そう言えば昨年2月にもRoland主催のイベントでarpとササミを見てましたっけ。4曲目は既に1月にも聴いていましたが、新譜収録の新曲。イントロからあん朱さんが手拍子を煽るとフロアも続きます。歌いだしは落ち着いていましたが、サビにかかるとあん朱さんのアクションも派手になって行き、大サビでは跳ねるわ踊るわと大騒ぎ。でも心の赴くままって感じで、見ていて微笑ましかったね。なんで、ラストのロングトーン音を外したのは大目に見ましょうか。メドレーで突入した5曲目もあん朱さんのハイテンションはそのまま。歌いながらスキップするようにステージ左右へ出かけ、笑顔で歌ってたよ。大サビで打ち込みをミニマムに押さえて、ほぼアカペラで歌うとこもドラマティックだったね。

6曲目は『>Redirect』収録で、新譜には入っていないんですね。イベントタイトルの「夏音」にピッタリな気だるげな夏の夜をイメージする曲です。東洋スケールのエレピと和を感じさせる打ち込みに、あん朱さんの七五調の詞が相変わらずハマってました。流石にこの曲ではあん朱さんも落ち着いて、しっとり歌ってましたよ。7曲目もハマーのエレピのみのイントロから静かに入り、歌が始まると打ち込みのリズムが始まる展開。サビにかかるとあん朱さんのヴォーカルも濃くなって来たけど、打ち込みも派手だったので許容範囲内かな。この曲の打ち込みも既にCDからリファインされてたみたいで、随所でシビレるフィルとかありましたっけ。ここで翌日誕生日を迎えるなどのMCがあん朱さんからありましたが、ハマーからのプレゼントが鰻だったっていうのがウケましたよ。
8曲目はご存知arpのデビュー曲。この曲もこの日のような二人でのライブでは音数を抑えて、エレピ主体で進行しているとこが憎いわ。あん朱さんの声にフォーカスできるし、あん朱さんのその日の調子に合わせることもし易いよね。この日は泣きを押さえ気味のヴォーカルにフィットしたリリカルなエレピが光ってたり、ラストのエレピとのデュオも余韻あったよ。9曲目もarpの代名詞と言っていい曲。この曲では打ち込みならではの重低音が気持ち良かった。屋外のフリーライブとかだと抑え目になることが多いけど、ハコだと思いっきりそれが楽しめるのが嬉しいよね。あん朱さんもこの日は泣きより、伸びを感じたのが良かったわ。で、ラストは新譜のクロージングトラックで締め。ここ何回かのライブではほぼラストに定着していますね。語るような歌い出しから徐々に歌い上げて行くドラマティックなアレンジが締めには持って来いかも。

arpのステージが終わったのが18:00をちょっと過ぎていたので、私が見ていない分も併せてほぼ1時間だったようです。より子さんのステージもエレピ弾き語りのみでしたが、ブルーズさを感じさせてくれて楽しかった。終演後には買いそびれていた新譜『arp』を購入し、サインもいただきました。今後もあちこちフリーライブやらイベントが目白押しですので、また近々参加したいですね。
arp

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dorlis@LA CITTADELLA

んで、7/5もう一つのライブはホームのLA CITTADELLAで行われたdorlisのフリーライブでした。2ndステージだけですが、いつものセットリストから。

1. 24時間世界一周
2. はじまりのリズム
3. 少年時代
4. 市民プール
5. 水平線と夕焼けと片思い

dorlisのステージは2週間前のMARUCUBE以来で、12回目かな。前回のレポでなかなかdorlisのライブが無い、とぼやいてしまったけど重なる時はこんなもんです。まあ、リリース時期なんで、この時期ライブしなくて何時するんだって話もありますね。BUGYのライブも押しで始まり想定した時間より長かったので、渋谷の街を早足で駆け抜け川崎駅前に着くと既に2ndステージ開演時間の15:30をかなり過ぎていましたね。噴水広場に近づくにつれライブの音が聴こえてきます。あー、やっぱ間にあわなかったかー、と上から覗き込むとdorlisと同じ事務所の西川舞さんのステージがラストにかかるとこで、こちらも押していたようです。ほっと一安心して近くの出店でビールを買い、セットチェンジの間に席に移動。ようやく日が翳り、風も心地よくなって来たとこでしたっけ。後のMCでdorlisが1stステージは日差しが直撃してた、とか言ってましたね。
コロナのボトルが空になり、一心地ついた頃にサポート陣が入場。W.Bs.は丸ビルに引き続き芹沢薫樹、Dr.もお馴染みの諸藤一平でしたが、Vn.とAcod.のお二人は多分お初でメンバー紹介も無かったのでお名前は不明。お三方とも渋い浴衣姿で、私も当初ここには浴衣で参加する予定でしたが、BUGYのライブから直行となってしまい断念。8/3の音霊には何とかdorlisのリクエストに応え、浴衣で参戦したいものです。しばらくしてdorlisも登場。お召しは丸ビルと同じ浴衣で、髪は先日彼女のBlogで言及されていた三つ編みのエクステをカチューシャに使用した髪型。赤と黒の花の髪飾りがちょっと妖しさを醸し出してたかも。お馴染みの「Buongiorno! dorlisです」という第一声から1曲目がスタート。そう言えば丸ビルではこの一言が無かったけど、イタリアンなこのステージのために温存していてくれたのかな。やっぱこの一言がないとdorlisのステージ、って感じがしないよね。

dorlisの相方は先日と同じブラウンのオベイション(ドリ太郎だったっけ?)で、Acod.が加わっていたせいか先日よりはアコギの音量は控え目。どちらかと言えばAcod.主体、アコギはバッキングだったかな。間奏でもラテン的なAcrd.ソロがちょっと陰影あるけど、楽しいソロを聴かせてくれました。大サビではVn.とスキャットのユニゾンもあったり、アウトロでのグルーヴィーなVn.ソロも楽しかったよ。2曲目はニューアルバム収録の新曲ですが、CDよりは4ビートさは抑え目でAcrd.とVn.が入っているからかミュゼット的なアプローチだったね。間奏でのVn.ソロとそれを柔らかくバッキングするAcrd.も一層その感を強くさせていたっけ。ここでちょっと長目のMCがあり、3曲目は弾き語りで井上陽水のカバーを。ここからdorlisはGut Gt.にスイッチし、イントロからリリカルなアルペジオを聴かせてくれました。でも、あまり弾き慣れていないのか、ややミスタッチが目立ってしまっていたのが残念。ウィスパー気味に入ったヴォーカルもやや硬い印象。後半は少しほぐれて来てフェイクも聴かせてくれただけに、またこのカバーを演奏するなら最初からリラックスして入って欲しいわ。
さて、4曲目は引き続きGut Gt.の弾き語りからスタート。CDでのパキパキしたボッサ風ではなく、ややタッチやテンポもゆるかったかな。そのゆるいリフに誘われたかのように、ステージに黄色いアゲハ蝶が迷い込んできたのが素敵だったね。マリポーサ(スペイン語で蝶)のデコレイトが施されたGt.のヘッドにでも止まったら奇跡だったんだけど、それでもマジックを見ているかのようでした。2コーラス目の途中からようやくVn.が入り、サビからAcrd.とリズム隊が参加する展開だったけど、前半抑え目だっただけに一層ドラマティックさを感じさせてくれ、dorlisの泣きのヴォーカルも染みましたよ。

ラストは先日と同じく新譜のオープニングトラックでしたが、CDよりはややアッパーなアレンジで華やかな締め。Vn.とAcrd.が絡むイントロから浮き立つムードで、諸藤さんの軽やかなブラシによるDr.も丁度夕暮れに入りかかる時間帯にフィットしてたかな。ワルツのリズムが強調された芹澤さんのBs.に私も体を揺らして効いてしまいました。dorlisのヴォーカルもCDでのウィスパーよりは切なさが強調されてて、今年の夏も片思いで終わりそうなシチュエーションを上手く表現していたよ。約30分のステージ終了後に物販でようやく新譜を購入しましたが、dorlisのサインも頂けました。レーベルもVictorからエイベ系のRhythmZoneに替わり、また活動も活発になって来そうで楽しみです。8/16にまたCITTAでライブがあるそうですが、その日は参加できなさそう。まあ、前述したように8/3には音霊のイベントにも参加予定なので、この夏もまだまdorlisに会えそうです。
swingin' singin' playin'

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BUGY CRAXONE@タワレコ渋谷

えーと、7/5一発目のライブはタワレコ渋谷店のSTAGE ONEで行われたBUGY CRAXONEの『Hello, Punk Lovers』購入者招待ライブでした。とりあえずセットリストから行きます。

0. Big mouth
1. Oh yeah
2. Lucy's Donuts
3. Why not?
4. How are you?
5. dreamer
6. Come on
7. ベートーベンとチェルシー
8. DA・DA・DA
9. I scream
<アンコール>
10. NORTHERN ROCK

BUGYのライブは先月のLOFT以来で11回目かな。14:00の開演時間を15分ほど過ぎてようやく客電が暗くなり、いつものSEが流れると旭君を先頭にメンバーが入場。この日の由紀子嬢の衣装は無地の白Teeにスリムなケミカルウォッシュのジーンズ。髪はLOFTと同じボブできちんとセットされていた感じだったけど、メイクはほぼスッピンだったみたい。後でちょっとあったMCでは声がハスキーだったり、鼻もちょっと赤かったので風邪気味だったのかも。そういえば以前雑誌か何かで読んだけど、メンバーの一人が由紀子嬢ほど風邪を引きやすい人を見たことがないと言ってたね。楽器の準備が整ったのをチェックしていた笈川君の合図でSEも止み、彼のハードなリフから1曲目がスタート。由紀子嬢は瞳を閉じて集中した表情での歌いだし。時折笑顔は見せていたけどLOFTに比べるとその回数は少なかったよ。曲が進むに連れノリも良くなって行ったけど、男性陣もやや戸惑い気味のスタートだったかも。
Dr.でブリッジして突入した2曲目では、イントロ中に「Hello, Shibuya!」と由紀子嬢から声がかかり、彼女にも少し元気が出てきた感じ。それを感じてか笈川君とモンチが顔を合わせて、ニッコリ笑っていたのが印象的だったね。大サビ前の四つ打ちとハーモニクスもドライヴ感あったし、そのコンビをバックに歌いだした由紀子嬢もクールでしたよ。「Thank you!」とシャウトが入り、なだれ込んだ3曲目は前回のレポでも触れた前半の起爆剤でしたね。この曲はLOFTの時よりバンド全体のノリが良かったかな。笈川君と由紀子嬢のリフが重なってリズム隊を煽って、リズム隊も負けじとより激しいビートで応酬してたかな。こうなると由紀子嬢にも火が付きますね。途中ちょっと目がイッちゃってたけど、フロアのコーラスには笑顔で応えてたよ。歌い終わっての「Thank you!」は2曲目より力こもってました。

短いMCがあって、4曲目は笈川君の切れ味鋭いリフから始まったけど、全体的にリズム隊主導で進行してた感じ。由紀子嬢のGt.は大サビまで無し、笈川君も隙間の多いリフ程度だったっけ。でもそのパワフルなビートに乗る由紀子嬢のヴォーカルも叩きつけるような言葉の連発にシビレたわ。由紀子嬢のGt.が入ってからはバンド一体となって生み出すビートの強烈さは凄まじいの一言。5曲目のイントロでは前3人がモンチの方を向いて一斉に出した最初の音には全員の気持ちがこもってたな。前の曲から引き続きリズム隊のテンションが高くて、笈川君のリフも置いて行かれそうな場面も。由紀子嬢はかなり気持ち入った表情で、シャウトも気合入ってたよ。今後のライブ予定などのMCがあり、Bs.のソロから6曲目へ。この曲もGt.は控え目で、CDに近いアレンジ。もう既に旭君は汗ダクで頭振ると汗が派手に飛び散ってたし、モンチも途中から上半身裸だったかな。
7曲目は由紀子嬢にも笑顔が戻り、楽しそうに踊っていたっけ。モンチの口ホイッスルもLOFTに比べ違和感なかったね。8曲目もモンチのシャウトがフィーチャーされた曲で来ました。彼の「ア゛ー」っていう叫びを聴くと何故か嬉しくなっちゃうんだよね。3コーラス目を彼のDr.と由紀子嬢のGt.のみで歌い始めるとこは、象徴的でもあります。本編最後はLOFTと同じだったけど、この日の方が凄味があったな。バンドの演奏もノリが良かったし、それより何より由紀子嬢が突っ走ってた。髪を振り乱しながらシャウトする姿には鬼気迫るものを感じたわ。途中四つ打ちバスドラと手拍子のみで歌うとこなんか、ちょっとシャーマンを連想してしまったし。いつものお別れの一言「Thank you, bye bye」も叩きつけるように叫んで、下がって行ったのがテンションの高さの表れでしょうね。

アンコールは「アンコールありがとう、突き抜けろ北の空! NORTHERN ROCK!!」というお馴染みのシャウトから定番曲を。バンドの演奏は前の曲に比べるといつもの感じでしたが、由紀子嬢の様子がちょっと変だったかも。フロアからのコーラスに嬉しそうに笑顔で応えていたんだけど、ちょっと顔をしかめて涙をこらえているようにも見えましたっけ。風邪で鼻水をこらえていたのかもしれませんが、その後も少し目が充血していた気もするし、歌にもかなり気持ち出てたので涙説に一票かな。40分ちょっとのステージでしたが、タダでいいもの見せていただきました。9月の対バンは様子見でしたが、相方がdet7と決まったので参加決定。今年はBUGYのステージを沢山見れそうだな。
Hello,Punk Lovers

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YUI@NHKホール

さて7/2ですが、NHKホールで行われたYUIの「3rd Tour 2008 "oui" 〜I LOVED YESTERDAY〜」の東京公演1日目に参加してきました。とりあえずセットリストから。

1. Laugh away
2. My Generation
3. Free Bird
4. CHE.R.RY
5. Find me
6. I will love you
7. SUMMER SONG
8. Understand
9. Namidairo
10. My friend
11. TOKYO
12. How crazy
13. Rolling star
14. No way
15. Daydreamer
16. Love is all
17. Highway chance
18. Am I wrong?
<アンコール>
19. Tomorrow's way
20. HELP
21. OH YEAH
22. LIFE
23. Good-bye days

YUIのライブは昨年のRIJF以来で、ほぼ1年ぶりの5回目。昨年の武道館はチケット外れまくって自宅待機でしたっけ。今回も先行でチケ取れた時は「マジっ?」て驚いちゃいましたね。3階席の中段ほどでしたが、音圧がちょっと物足りない以外は音も良く、YUIの姿もしっかり見れて良かったわ。開演時間の19:00を5分ほど過ぎて客電が落ち、ステージ後に吊るされた縦長の高輝度LEDディスプレイ3枚にPVなどの映像が流れ、SEも音量が大きくなるとYUIがサポート陣と共に登場。サポートはお馴染みGt.梶原健生、Dr.牟田昌広、Bs.イワイエイキチの3名と、後のMCでマニピュレーターのオグチャンも紹介されてたね。この日のYUIの衣装は白のロンTにジーンズと、黄色のロングジャケットだったかな。
YUIがアコギを担ぎ「シブヤー!」とシャウトして、1曲目に突入。ストリングスのトラックとアコギがさわやかなハーモニーのイントロから、YUIワールドを実感したな。カジチャンも最初から手拍子を煽ったり、端からバリライトもクルクル回って商業ROCKさが増したステージングも板についてきたかな。大サビ前の転調する部分ではムタチャンがバスタムで変化をつけて入ったり、ボス含めたリズム隊でグルーヴ出してたのも良かったわ。2曲目は最新アルバムの曲順どおりに続いたけど、YUIがアコギから黒のストラトにスイッチする間、ムタチャンの変則四つ打ちでフロアのノリをキープしてたね。CDでも聴けたボスのオクターブ上げるフィルが出たり、手拍子煽ったりとボスも大活躍。YUIも声が出て来て、ちょっとハスキーな泣き入ったヴォーカルにシビレましたよ。

3曲目はバスドラとハイハットにカジチャンのGt.のみから歌いだすアレンジ。YUIの浮遊感のある歌声が綺麗にホールに響いてたな。サビではボスのみ、大サビではボスとカジチャンのコーラスも加わってグルーヴも出てたけど、YUIのファルセットはちょっと苦しそうだったかな。デビュー時とはキーが多少変わっているのかも。ここで入った「今晩は、改めましてYUIです」とちょっと堅苦しい挨拶もYUIらしかったね。4曲目はまたYUIがアコギを担ぎ、YUIのリードで手拍子も再開。ディスプレイにはポップなCGも映し出されて、さわやかな曲調に合ってたよ。大サビ前のGt.ソロではDr.前にサポート陣が集まり楽しそうに演奏してたり、大サビはアコギと手拍子のみで歌う展開も毎度ながらカッコ良かったよ。
5曲目は出だしウィスパー気味の声がちょっと不安定だったけど、サビからしっかりして来て一安心。カジチャンのファルセットのコーラスもあったけど、トラックでのYUI自身のコーラスも混じってたかも。アウトロでのカジチャンのGt.ソロにYUIのアコギのリフもしっかり絡んでて、ノリを良くしてたよ。6曲目はカジチャンがES系のセミアコに、ボスがいつものオレンジPBからサンバーストJBにスイッチ。80年代っぽいちょっとレトロなGt.サウンドが素敵だったね。YUIもちょっと唸るようなヴォーカル入れてたりしたっけ。で、いつものようなまとまりの無いMCあって、7曲目がこの日リリースの新曲。特にタイアップも無しでオリコン1位取っちゃうのも凄いけど、夏らしくそしてYUIらしい爽やかさが受けたんでしょうね。バンドも演奏し慣れていないのか、アイコンタクト取りながら慎重に音を合わせていたのも珍しかったわ。

ここでYUIから静かな曲が続くので座るように指示が出されたけど、年寄りにはありがたかったわ。8曲目は映画「サイドカーに犬」の主題歌だったけど、ディスプレイにもちょっとそのシーンが映っていたかも。照明もそれまでの原色から暖色系に変わって、落ち着いたムードになったね。ここでサポートが下がり、9曲目はYUIのアコギ弾き語り。ディスプレイの隙間にビルのオブジェも降りてきて、夕暮れの都会のイメージ。YUIのヴォーカルも出だしの一言一言訥々と歌う部分と、歌い上げるサビが対照的で上手いね。この曲ばかりは騒がしかったお客さん達もじっと聴き入ってましたよ。10曲目からはサポートも戻り、6曲目と同じES系とJBの組み合わせから。この曲もアコギメインで進行してて、カジチャンはバッキングに徹してたかな。サビからストリングスのトラックも加わってたけど、ここはアコギだけで勝負しても良かったかも。
ここで少しMCが入ったけど、MCの間カジチャンがセミアコでインプロを奏でてたのが面白かったな。そして、11曲目はアコギ弾き語りでスタートし、サビからバンドが静かに入る展開。カジチャンはここでもBluesyなバッキングで活躍してたり、ボスも80年代風なカスタムBs.弾いてたけどウッベのような音色でJazzyでしたね。ディスプレイ後の暗幕も開いて足場のようなオブジェも姿を現し、「赤い夕焼けが〜」と歌われる辺りではその足場に設置されたバリライトもオレンジ色の光を放ってたっけ。ここでYUIがアコギからストラトに戻り、ボスもいつもの相方PBへスイッチ。MCでYUIが「うー、ワン」をボスに振ったけど、拒否られていたのには会場から笑いも起きてたね。

12曲目はユルイMCから一転し、クールなシンセとハイハット、カジチャンのレスポールのみでのスタート。ディスプレイに映るスピード感あるCGもドライヴ感あったな。この曲からまたお客さんも一斉にスタンディングへ。私もこの曲大好きなので、重たい腰を上げましたさ。いや、この曲の言葉の詰め込み方と、YUIのヴォーカルスタイルのマッチングは何時聴いても絶妙ですよ。2ndアルバムの曲順に従って13曲目に突入したけど、曲が始まる時にステージ上方の花火が爆発し、会場から大きな歓声。間奏でのGt.ソロの間にYUIもボスと向き合って踊るとか弾けて来ましたが、サビではちょっと歌詞がアヤシクなるハプニングもあったかな。アウトロでのムタチャンのアフロなビートもカッコ良かったよ。
メンバー紹介をはさみますが、14曲目もアゲアゲ曲で続行。クールな白黒のCGとモノクロの生映像が短い曲にテンポ付けてたっけ。15曲目は生映像もカラーになり、YUIの表情もはっきり見えてたね。YUIとカジチャンのリフも見事にシンクロしててドライヴしてたし、YUIのヴォーカルも結構シャウトしてたわ。16曲目はまたアコギに戻り、そのアコギがリードする展開。しかしこの曲のサビの切なげな泣きのヴォーカルは反則モノだね。ボスのコーラスもその切なさを一層増してる感じだったよ。17曲目はヴァンゲリスっぽいシンセのイントロが面白かったね。歌い出しはDr.とYUIのE.Gt.のみで入り、途中からバンドが参加するアレンジ。全体的にバンドの音を絞りYUIの声にフォーカスする部分と、バンドでドライヴさせるとこをハッキリさせていたみたい。これもYUIの声だけでも充分にドライヴ感あるので出来る技ですわ。アウトロではYUIもステージ左右まで出かけてサービスしてたっけ。

で、本編最後はニューアルバムのクロージングトラックで締め。曲前のお別れの挨拶の間にもアコギで指慣らししてた姿に、この曲に賭ける思いみたいなのを感じたな。その思いはヴォーカルに出てて、渾身のフェイクは鳥肌モノ。素晴らしい声がホールに響き渡ってたな。いつものように丁寧なお辞儀をしてステージを去るYUIですが、このお辞儀に親御さんの躾が出てますね。アンコールは先ず「久しぶりの曲をやります」と言って歌いだしたのが「Tomorrow's way」。アコギとハイハットのみで歌いだして、途中から入ったコーラスはYUI自身のサンプリングだったかな。サビからバンドが入るとYUIのヴォーカルも切なさ全開でシビレたね。20曲目からYUIはアコギからキャンディアップルレッドのテレキャスにチェンジ。この曲もライブでは定番ですね。YUIもステージ前までフロアを煽りに出かけますが、危うく歌に間に合うという事態には笑ってしまったよ。
Dr.ソロでブリッジしてなだれ込んだ21曲目は、ボスとカジチャンのファルセットのコーラスもノリが良かったね。その二人も前に出てフロアを煽り、コーラス部分をYUIがフロアに振ると大合唱となってたね。ホールに響く大合唱も美しかったけど、途中のアトラクションはノリをブッ千切ってかも。22曲目はYUIのテレキャスのみでの歌い出し。途中からハイハット、そしてバンドが参加して行く展開で、大サビは手拍子のみで歌う入りにはYUIの声の力強さと会場との一体感に悶絶。いや、この曲がこの日のベストパフォーマンスでした。そして、オーラスはまたアコギ弾き語り。もうこの辺りまで来るとステージとの距離感なんて感じなくなってましたね。まるでYUIが目の前で弾き語りしているような錯覚さえ覚えたわ。これもYUIの持つパワーと会場の雰囲気の賜物でしょうか。最後の生声での挨拶も聞こえはしなかったけど、心は伝わったと思います。

終わってみれば2時間半を少し越えるステージ。ヴォリュームもたっぷりでしたが、前回のツアーより構成などがリファインされて完成度も高かった。まだ改善すべき点も多いと思いますが、着実に進化しているのが嬉しかったね。益々チケットが取りづらくなるでしょうが、またライブに参加させていただきますよ。

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元ちとせ@音霊

際限なく遅れまくっていますが、6/29に逗子の音霊 SEA STUDIOで行われた元ちとせのワンマンに参加してきました。アヤシイとこもありますが、セットリストから。

1. コトノハ
2. いつか風になる日
3. 精霊
4. 蛍草の夜
5. 散歩のススメ
6. はなだいろ
7. 百合コネクション
8. ひかるかいがら
9. あなたがここにいてほしい
10. 恐竜の描き方
11. 心神雷火
12. ワダツミの木
13. 蛍星
<アンコール>
14. Perfect
15. おやすみ

ちーちゃんのライブは昨年末の冬ハイ以来で、4回目かな。会場の音霊は海辺のライブハウスで、海音時代から4年連続での参加となりましたね。音霊も昨年に比べて楽屋やそこからステージまでの通路などが裏のスペースに移動し、フロアが結構広くなってたっけ。この日は100前後の椅子も出ていて、整理番号が良かったので2列目ほぼ正面に席を確保できました。心配した暑さですが、入場前にちょっと雨が降ったりライブ中には土砂降りとなった時間もあって、比較的すごしやすかったかな。開演時間の18:00ほぼ定刻に1曲目の打ち込みとコーラスのトラックが流れると、先ずサポート陣が入場。A.Gt./Cho.はちーちゃんではお馴染みの間宮工、Vc./Cho.に笹川美和や畠山美由紀などのサポで何度かお目にかかっていた笠原あやの、Perc./Cho.は多分お初な高橋結子の3名。
トラックにアコギの生演奏も加わると、ちーちゃんが登場。この日の衣装はコーラルピンクに水色の蝶が舞うロング丈のリゾート風ワンピースで、もちろん裸足。髪は編み混みっぽくまとめられていて、花の髪飾りもナチュラルな感じでした。Aメロはアコギとトラックのみで声にフォーカスしていたけど、出だしでまだ充分声が出ていなかったのが残念。BメロあたりからピチカートのVc.とジャンベが参加してくると、ちーちゃんの踊りも出てきましたね。ただステージが狭いので、いつものように全身で踊るって感じではなかったかも。大サビではVc.も弓に替わり、それに乗せられてかちーちゃんのヴォーカルもエモーショナルになって、大好きなこの曲を堪能できましたよ。

短いMCが入り、2曲目はアコギのアルペジオと鉄琴のユニゾンから始まり、朗々と歌うVc.のイントロから。声も多少引っかかる部分はありましたが、コブシも回ってちーちゃんの本領発揮。2コーラス目からはジャンベとキックで叩くタンバリンが効いていたり、潮騒も聴こえて来て歌詞ともリンクしてたな。Vc.でブリッジして突入した3曲目からちーちゃんの声もかなり出て来て、声のアタックの強さを実感。これまで3回のライブは広い会場でそれもかなり後方だったので、こんな近くで聴くことが初めてだったのでちょっと衝撃。女性2名のコーラスも加わり美しいハーモニーも聴けたし、オペラシティでのスルド伴奏とは違ったアレンジも良かった。4曲目はイントロからカホンのリズムが響くと、それに反応してちーちゃんもフロアに手拍子を要求。CDでは万全でなかった声のリベンジもできてたね。ちーちゃんも手拍子を受けて落ち着いたのか、歌い終わっての笑顔も全開でした。
ここで長目のMCタイム。5曲目はいつもなら強制スタンディングとなる中盤の盛り上げ曲ですが、この日はフロア後方にはスタンディングのお客さんも多かったので、強制は無し。軽快なアルペジオとカホンに加え、Vc.もフィドルのようなフレーズで楽しく盛り上がりましたね。ちーちゃんも踊るは跳ねるはと大騒ぎ。サポート全員のコーラスもありましたが、最後はフロアとコール&レスポンスとなりましたっけ。6曲目はそれまでハンドマイクだったのをスタンドマイクにチェンジし、ちーちゃんもタンバリンを用意。ノリの良いアコギのアルペジオとVc.のピチカートで入り、Bメロからコンガが参加してVc.も弓に替わってたっけ。サビからちーちゃんのタンバリン、間宮さんと高橋さんのコーラスも加わり疾走感ありました。間奏でのアコギソロはパーカッシブでカッコ良かった。

この曲のあたりから雨が激しくなり、急造のハコだけに何ヶ所からか雨漏りしてたね。この後のMCでちーちゃんから「雨を避けながら踊ってます」とのコメントも。インプロ気味のアコギのイントロから「一雨、一雨毎にそよぐ百合」という歌詞もある7曲目になだれ込みましたが、歌詞と天候のリンクにはちょっと鳥肌。ゆったりと体を揺らしながら歌うちーちゃんは雨を呼ぶ巫女のようでもありました。大サビのコブシもクルクル回って、シビレましたよ。8曲目はステージに正座して歌うちーちゃん。1コーラス目はアコギのみ、間奏からVc.とシェイカー程度のPerc.が入る展開でしたが、この曲が始まると激しかった雨も治まり波音がしっかり伴奏していたのも天候のマジックですね。大サビからカホンも加わってくると立ち上がり、ステージ前に出て来て切々と歌うヴォーカルも素敵でした。
9曲目は昨年シングルでもリリースされていますが、7/16発売のニューアルバムに収められている曲。この曲も1コーラス目はアコギのみでしっとりと、2コーラス目からVc.とカホンが加わり盛り上がって行く構成。後半はちーちゃんのアクションも激しくなり、体全体から搾り出すようなコブシは強烈の一言。アウトロのファルセットでのスキャットも神懸ってたな。10曲目はマーチっぽいスネアにミュート気味にカッティングするアコギが被さるイントロからちーちゃんお得意の両手を振る踊りが始まります。経験的にこの踊りが出ると歌のパフォーマンスもグッと上がるのですが、この日も当たりましたね。先日亡くなった上田現さんの曲を全身全霊込めて歌ってたのがヒシヒシと感じられたな。いや、この日のベストパフォーマンスでした。

11曲目は打ち込みのリズムとアコギのアルペジオからスタート。歌が始まるとVc.とカホンが加わり、ちーちゃんも踊り始めましたっけ。前の曲から引き続き気持ち入った状態が継続していたようで、この曲でもコブシにパワーありましたね。それに反応してかアウトロのVc.ソロもエモーショナルで素晴らしかったわ。12曲目はジャンベのソロから入ったけど、アコギはミニマムでほぼジャンベのみで歌っていた感じ。テンポもユル目でしたが、それも一言一言しっかり気持ち込めて歌っていた助けになってたかな。デビュー曲でこれまで参加して来たライブや、TVで見た代々木公園や1stツアーの映像含めて何度見てますがベストな出来だったように思えます。声の状態自体はデビュー当時には及ばないかもしれませんが、ちーちゃんも一皮むけたような印象ですね。
13曲目は先行シングルで当日はまだ発売前でしたね。始めて聴いたけど、スキマスイッチの常田さんらしいリリカルでありながらキャッチーなミディアムバラードで、いい曲ですね。ちーちゃんのコブシも上手く曲にフィットしていて、アウトロの微妙に揺らぐファルセットも美しかったよ。アンコールは先ずアンコールの定番でもあるカバー曲から。英語で唸るコブシが聴けるのもちーちゃんならではですが、コーラスをフロアに振ったりとまた盛り上がりましたね。そしてオーラスもライブ締めの定番曲でフィニッシュ。低く聴こえて来る波の音をバックに「おやすみ」が聴けるなんて幸せ。ちーちゃんもワルツのリズムにゆったりと体揺らしながら、気持ち良さそうに歌ってたのが印象的でした。

歌い終わっても上機嫌で投げキッスをフロアに送り、「おやすみ」の一言を残してステージを去るちーちゃんの後姿に満足感が滲んでいたかな。MCでも言ってましたが、波の音を聴くとリラックスするというちーちゃんからこれ程のパフォーマンスを引き出したのもこのハコだったからでしょうね。1時間半程度と短いステージだったけど、距離も近くて素晴らしい歌声にはお腹一杯になりました。また来年もこのハコに戻ってきてくれることを祈ってます。

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

原田郁子@オーチャードホール

6/26ですが渋谷はBunkamuraオーチャードホールで行われた原田郁子の「ケモノと魔法がとびかうツアー 管と弦とバンド!」に参加してきました。またしてもネットの助けを得ましたが、セットリストから。

1. 風色夏恋
2. ピアノ
3. トゥインクル
4. ケモノと魔法
5. 教会
6. 海からの風
7. 鳥の羽 鳥の影
8. あいのこども
9. 時がたてば
10. たのしそう かなしそう
11. かじき釣り
12. やわらかくて気持ちいい風
13. サヨナラ オハヨウ
14. なみだ と ほほえむ
<アンコール>
15. 青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている
16. ユニコーン
17. もうすぐ夜が明ける

195ちゃんのライブは初めて、昨年スカンク兄弟のサポートで一度お見掛けした程度ですね。CDはソロ1stの『ピアノ』から聴いています。会場のオーチャードは昨年末の元ちとせ以来かな、やっぱちょっと敷居が高い感じ。席番確認してなかったので、会場に入ると何と1階席最後列でしたね。ステージは遠かったけど、音良かったのが救いでした。遠目ではっきり確認できなかったけど、グランドピアノはベーゼンダルファーだったかな。195ちゃんにはスタインウェイよりはベーゼンの方が合うよね。キラキラするダイヤモンドより、神秘的な翡翠。開演前から鳥の声のSEが流れていたのは、昨年の元ちとせと一緒だったね。方向性はちょっと違うけど、195ちゃんもちーちゃんもオーガニックは共通項かも。開演時間の19:00を5分ほど過ぎて客電が暗くなりSEも止み、195ちゃんが一人で登場。
この日の衣装はざっくりした黄色っぽい膝丈ワンピで、ベージュのローヒールは入場して直ぐ脱いでしまい後はずっと裸足。髪は最近ホムペやポスターなどでお馴染みのカーリーでしたが、これはウィッグっぽかった。ステージが進むにつれてちょっとズレてたみたい。裸足になるといきなりステージ前でくるりと1回転。Pf.前に座ると指慣らしで軽くパッセージを弾きながら、悪戯っぽく「とうとうこの日が来た」と最初の一言。この日は終始笑顔で、テンション高かったよ。そのまま1曲目になだれ込んだけど、この曲は『たのしそう かなしそう』のC/Wだったので初めて聴いたかな。隙間の多いPf.と195ちゃんらしい自由な歌のマッチングが絶妙。季節感もピッタリで、アウトロのスキャットもさわやかな風のようでした。

強いタッチで1曲目を締めくくり、ペダルを長く踏んだまま余韻を楽しむ195ちゃん。少し間を置いてアブストラクトなPf.が始まり、2曲目は最新アルバムから。語るような歌はCDまんまでしたが、間奏のオフマイク気味のゆるいスキャットはアドリブでした。曲が終わるとそれまで灯っていた1本のダウンライトも消え会場は真っ暗になり、3曲目のイントロが始まるとまた照明が戻ってくる演出も憎かった。3曲目は1st『ピアノ』からですが、CDのような舌っ足らずのボーイッシュなヴォーカルが素敵だったね。気のないようなPf.の弾き方もフィットしてたけど、徐々にタッチも強くなり大サビでのコーダは広いホールに綺麗に木霊してたっけ。弾き終って、立って一礼。その後嬉しそうにジャンプしてたのは、まるで少女のよう。
ここで長目のMCがあったけど、デビュー前にBunkamuraの書店でバイトしてたとか。「店長ー!ライブしてまーす!!」と呼びかけてましたね。ここで最初のゲストであるオオヤユウスケを呼び込み、オオヤ氏はリバーブ多目のE.Gt.でゆるいアルペジオから。後のスクリーンには『ケモノと魔法』のブックレットの絵も映し出され、いよいよ本編の始まりって感じ。サビからはPf.も少し入り、オオヤ氏のコーラスが入ると不思議な緊張感が出てきたわ。後半のオオヤ氏とのスキャットはメチャ距離は遠いのに、耳元で聴いているかのような錯覚。ふと気付くと、phonoliteの面々が静かにステージに集結してるじゃないですか。phonoliteのメンバーはホムペによるとBs.水谷浩章、E.Gt.中牟礼貞則、Dr.外山明、Fl./Rec.太田朱美、Fl.MIYA、Sx./B.Cl.竹野昌邦、Sx./Cl.松風鉱一、Tb.松本治、Vc.橋本歩の9名。Vc.とFl.を中心に静かにバンドも参加して行き、余韻のあるフィニッシュとなりました。

そのままPf.とFl.でブリッジして、オオヤ氏はアコギにスイッチ、水谷さんが弓を使ったW.Bs.でのシンフォニックなイントロから5曲目に突入。短い歌のパートはPf.のみだったかな。アウトロはJazzyなBs.とインプロ全開のシンバルから始まり、中牟礼さんのフルアコ中心にS.Sx.とB.Cl.そしてFl.のアンサンブル、Vc.含めたリズム隊が重なって、アヴァンギャルドなビッグバンドとなって行ったね。終わると195ちゃんからバンドに大きな拍手。そして、6曲目はPf.のみで始まりホーン隊とVc.が参加して行くイントロから。ウィスパー気味の歌が始まりますが、ヴォーカルもバンドのアンサンブルに組み込まれたかのようなアレンジが秀逸。間奏での195ちゃんとオオヤ氏のスキャットはホールに響き渡って浮遊感あったし、アウトロではPf.とアコギにスネアだけと音を絞って行ったのも良かったな。
7曲目はPf.のみから始まりますが、多分スコアにはなかった外山さんのDr.が絡んで行き、1コーラス目は二人でのバトルで進行。195ちゃんも外山さんの参加を楽しそうに受けてたし、ヴォーカルも弾けてたかな。間奏で中牟礼さんのフルアコとオオヤ氏のE.Gt.がスゥインギーなリズムを刻むと、195ちゃんのスキャットとTb.のインプロがしばらくあって、2コーラス目はヴォーカルとオオヤ氏の絡みに移行し、アウトロでまた195対松本のリターンマッチ。曲が終わると195ちゃんから松本さんへ拍手が送られて、松本さんも嬉しそうに応えてましたよ。8曲目はミニマムなPf.での弾き語りからスタート。後のスクリーンにはブックレットの炎の画が映し出され、ここは195オンステージな演出。間奏からバンドも参加して行ったけど、オオヤ氏は膝に乗せたシンセでCDではテニスコーツの植野さんが演奏していたグラスハープのような音を弾いていたかな。後半はその音をメインにシンフォニックかつ、外山さんの自由なリズムも加わって得も言われぬ高揚感あったわ。最後の音を弾き終ると直ぐに195ちゃんが飛び上がって喜んでいたのが出来の良さを表してたよ。

9曲目は新曲で、ネットの情報によるとおおはた雄一さんとの共作だとか。この曲では195ちゃんはPf.を離れて、ステージ上手の中牟礼さんの前にセットされたスタンドマイクで歌ってたかな。中牟礼さんのJazzyなセミアコに体を揺らしながら、ちょっと照れた表情も見せてたっけ。10曲目はバンマス水谷さんのBs.ソロからスタートし、Dr.とオオヤ氏のGt.のトリオでのイントロから。195ちゃんは手拍子を煽りながらPf.前に戻り、歌とほぼ同時にPf.の演奏開始。間奏でのFl.ソロもバップな感じだったし、外山さんはイントロからずっと立ってDr.叩いてたね。2コーラス目に入ると195ちゃんも外山さんにつられて立ちでPf.を弾いてたわ。アウトロではオオヤ氏と二人でのスキャットもグルーヴしてたよ。
11曲目は弾き語りツアーからの目玉となっている曲で、「今回はphonoliteヴァージョンでお送りします」とのアナウンス。「釣れるかな〜」の部分をコール&レスポンスしたり、間奏のミュートTb.ソロでは195ちゃんはステージ前まで出て来て手拍子しながら踊るサービスも。Tb.の松本さんを船長役に仕立て上げて盛り上がりました。12曲目は一転して集中した表情の195ちゃん。1コーラスまるまるPf.のみで歌い、間奏から弓を使ったW.Bs.が入り、外山さんのインプロも絡んで行く展開。2コーラス目のサビからオオヤ氏のアコギとVc.にFl.も参加してたかな。スクリーンの雲が流れてゆくような映像も演奏の緊張感を高めてて、フィニッシュでパーと晴れて行ったのも素敵だったよ。

13曲目はミニマムなPf.とスキャットで始まり、歌が始まるとPf.は止めてVc.のピチカートとFl.とリコーダー、Sx.のアンサンブルへ。195ちゃんは指揮者のように指でリズムを取り、ワルツのリズムを体全体で楽しんでましたね。アウトロではVc.とW.Bs.のピチカートのハーモニーからスキャットが始まり、最後はVc.のピチカートとスキャットのみでしっとりとフィニッシュ。そして本編最後はイントロからオオヤ氏のアコギのみでスタート。リリカルなアルペジオに195ちゃんは舌っ足らずな、甘えるようなヴォーカルを乗せます。でも声に芯があるんですよね。不思議な声だな。サビからリズム隊とフルアコが加わり、2コーラス目からはPf.も参加してたかな。バンドが入ってくると声の張りも強くなり、とてもシンフォニックでした。最後はメンバーを立たせて、195ちゃんと会場から大きな拍手が送られ、全員で退場。
アンコールでは195ちゃんを先頭にメンバー全員が入場。アンコール1曲目はオオヤ氏のE.Gt.のみから歌い始め、BメロあたりからFl.とB.Cl.にS.Sx.のホーンアンサンブルが加わる展開。それまで暖色系の照明ばかりでしたがこの日初めてブルーや紫のライトが使われ、間奏からアヴァンギャルドな演奏が始まって195ちゃんの呪文のようなウィスパーも妖しさ満点。いや、この演奏はバンドのアンサンブルが見事だったし、外山さんを始めとする手錬のインプロも全開で楽しかった。195ちゃんのスキャットもバンドに挑みかかるようなチャレンジーな面も見せてくれたしね。文句無くこの曲がこの日のベストパフォーマンスでしたよ。メンバー紹介をしてバンドを送り出し、ここからはまた一人でのステージ。

16曲目ではブックレットにあったブロッコリーの絵がスクリーンに映し出され、それが育って行く感じだったね。柔らかいタッチのPf.と優しい歌声も絵にフィットしてたな。時折顔を覗かす強い声もいいアクセントだったし、かなり長いアウトロも余韻ありました。ここで長目のMCが入り、オーラスはノクターンのようなPf.とウィスパーなヴォーカルで締め。間奏でのスキャットもオフマイク気味で、かすかに聴こえる程度ってのも雰囲気ありました。「もうすぐ夜が明ける」をリフレインして行くと、ホライゾンライトも明るくなって行き曙光のよう。このムードを壊さないよう無言で精一杯手を振りながら、名残惜しそうに舞台を去る195ちゃんが愛しかったよ。2時間半近いステージは緊張感とユルさの相いまった、195ちゃんらしいものでした。また再来年にはソロ活動してくださいね、待ってますよ。
ケモノと魔法(初回限定盤) 気配と余韻(初回限定盤) ピアノ

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