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UA×菊地成孔@オーチャードホール

えらい遅くなって申し訳ありませんが、12/8に渋谷のBunkamuraオーチャードホールで行われたUA×菊地成孔のジョイントライブに参加してきました。ちょっと自信がないけど、セットリストから。

1. Over the rainbow
2. Born to be blue
3. Night in Tunisia
4. Music on the planet where dawn never breaks
5. Ordinary fool
6. Lullaby of Birdland
7. 嘆息的泡
8. マネージャングルのジャンヌ・ダルク
9. Honeys and scorpions
10. Luiza
11. Hymn of lambarene
12. This city is too jazzy to be in love
<アンコール>
13. I'll be seeing you
14. Nature d'eau

UAのライブは9月のツアー以来で、11回目かな。UAとナルチョのジョイントは昨年の日比谷公会堂にも参加してたけど、セットリストを書き出していたらその時と全く一緒だったことに気がついたよ。まあ、このお二人は接点も限られていることだし、妥当なセレクションかも。会場のオーチャードホールは昨年の畠山美由紀さんのツアー以来久々に訪れましたが、やはり日頃通っているハコとは雰囲気が違い居心地がよろしくありません。何となく肩が凝りますね。
18:00の開演時間を10分近く過ぎて客電が暗くなり、先ずサポート陣が入場。面子はPf.坪口昌恭、Harp堀込綾、W.Bs.鈴木正人、Dr.藤井信雄までは昨年と一緒。Kb.中島ノブユキがいない代わりにストリングスの4名が参加していました。Vc.お馴染みの徳澤青弦さんは特定できましたが、他の女性陣は後のメンバー紹介でも名前が確定できず申し訳ありません。しばらくしてUAとナルチョが登場。この日のUAの衣装は真紅のシルクでワンショルダー、裾がバイアスにカットされ少し床を引きずる感じのドレス。髪は後でまとめ、足元は黒っぽいハイヒールだったかな。ナルチョはスーツに毛皮の帽子。

1曲目はブレイクだらけの静謐さと余韻を味わうお馴染みのアレンジ。出だしからUAの声も良く出ていて、響きの良いホールに綺麗に木霊してたね。後のメンバー紹介でも挨拶していましたが、昨年同様パードン木村がライブダブで参加していて、面白いエフェクトを次々と聴かせてくれました。日比谷公会堂ではあまりライブダブの効果が実感できなかったけど、今回はサンプラーとかも使っていたようです。バンドが入ってからはUAも制約を解かれたかのように自在に歌っていたみたいで、声の伸びとかも良くなっていた感じ。アウトロでのT.Sx.ソロにお馴染みの鳥の鳴き声を思わせるスキャットで絡む辺りは、最初から鳥肌モノでした。
2曲目はストリングスが活躍し、CDほぼそのままのアレンジ。ただUAのヴォーカルだけはCDをはるかに上回るパフォーマンス。ストリングスとHarpの欧風なエスタブリッシュメントに唯一人抗うかのように、かなりエモーショナルに歌っていたな。3曲目はその洗練の象徴であるストリングスとHarpが下がり、リズム隊の生み出す原初的な衝動がUAを更にドライヴ。バップなT.Sx.がヴォーカルに絡むとUAのスキャットもノリが良くなります。4曲目はダブ入ったA.Sx.ソロから入るCDとはやや違うアレンジでしたが、バンド全体が前曲とは一転して都会的に、UAもモノローグで押さえ気味にスタート。間奏から少し野性味も感じられましたが、ルーツと言うよりはアヴァンギャルドでした。

5曲目はこれまたPf.トリオでしっとりとした進行で、UAも落ち着いたヴォーカル。ナルチョのT.Sx.だけがそれに反発するかのように、ちょっと苛立ちともとれる荒々しさを表現していたっけ。あと、この曲ではUAの声をサンプリングしたダブが入ったのですが、音程をオクターブ上げたりしていて面白かった。6曲目あたりからまたストリングスとHarpも戻り、UAも4ビートに乗り心の赴くままに歌っていた感じ。結構フェイクもあったかな。7曲目からはナルチョのニューバンド、ダブセクテットに参加する類家心平がゲストで参加。UAの歌やナルチョのT.Sx.ソロにもアレグレッシブに絡んで、なかなかやりますよ彼は。去年は広東語の歌詞にてこずって楽譜とにらめっこしていたUAも、今回はPf.の上に置いた楽譜を少し覗いていた程度に留まりました。
この後のMCでUAが1番と2番でメロディが違うと文句をつけると、広東語に訳してくれた中国の方が「この語尾の上がり方だと意味が違ってしまう」と指摘したため、ナルチョが泣く泣くメロを変えたと説明していましたね。8曲目はストリングスとホーンが一体となったオーケストレイションされたアレンジ。正人さんも弓でW.Bs.弾いてましたね。かなり計算されたドラマティックな曲ですが、UAはその一歩先を走ってました。まあ、それもナルチョのスコアでは考慮されていたのかもしれません。

9曲目はアフリカンなDr.のみで歌い始め、UAも腰を揺らしてましたっけ。リビドー全開の歌唱とナルチョの鬼気迫るT.Sx.のコンビはこの日一番だったね。10曲目の前にナルチョ中心に長いMCで、後半はUAは疲れてしまったのかスツールに座って聞いてたっけ。そのMCの中でも語られてましたが、ナルチョが歌で最も苦労したというポルトガル語の曲へ。2本のVn.から始まり、Tp.が微かに参加して行くイントロから、ナルチョのリードが始まりましたが昨年より更に安定感ありました。1番はストリングスがメインで進行し、2コーラス目からHarpも加わり、最後はUAのリードそしてデュエットで締めてたのはCDと同じ。
11曲目はこれまた西欧の根幹たるキリスト教会を連想させる坪口さんのオルガンで静かに歌い始めたUAでしたが、そこにルーツさあふれるDr.とTp.などが加わってゆくとUAも徐々に感情を出した歌唱に変わって行きました。レクイエムのようなTp.ソロとオルガンのハーモニーは帝国主義で一旦は暗黒大陸を支配した西洋文明が、新大陸で結局は混沌に膝を屈したことを象徴していたのかな。本編最後はそんな堅苦しい考察を忘れてしまう、ご機嫌にスウィンギーな曲で締め。Tp.とストリングス、Harpが下がってカルテットでの演奏でした。UAとナルチョのデュエットもユル目で楽しかったよ。

アンコールではPf.とDr.無しでHarpのみバックに自在に歌うUAからスタート、間奏ではナルチョのT.Sx.ソロもコンテンポラリーな雰囲気。後半から弓でのW.Bs.も加わったストリングスが参加し、『法』も微かに生き抜いてチャンスをうかがっていることを表していたのかも(これはうがち過ぎですわ)。そしてオーラスはPf.とDr.も戻りましたが、ストリングスがメインで進行。Dr.はブラシで静かに、Bs.はスタッカート気味に自力でダブしてたり、Pf.もミニマムに入る程度で派手にライブダブがかかってたっけ。フランス語でのデュエットを静かに盛り上げていました。
トークが増えたとは言え、アンコールを含め2時間を越えるステージ。1年半ぶりのUAとナルチョのジョイントでしたが、ストリングスの参加もあって今年の方が完成度が高かったかな。また来年の年末には新しい曲を取り入れたりして、お二人のお姿をオペラシティか国際フォーラム辺りで見てみたいものです。
cure jazz

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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

2007.12.14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽

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