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原田郁子@オーチャードホール

6/26ですが渋谷はBunkamuraオーチャードホールで行われた原田郁子の「ケモノと魔法がとびかうツアー 管と弦とバンド!」に参加してきました。またしてもネットの助けを得ましたが、セットリストから。

1. 風色夏恋
2. ピアノ
3. トゥインクル
4. ケモノと魔法
5. 教会
6. 海からの風
7. 鳥の羽 鳥の影
8. あいのこども
9. 時がたてば
10. たのしそう かなしそう
11. かじき釣り
12. やわらかくて気持ちいい風
13. サヨナラ オハヨウ
14. なみだ と ほほえむ
<アンコール>
15. 青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている
16. ユニコーン
17. もうすぐ夜が明ける

195ちゃんのライブは初めて、昨年スカンク兄弟のサポートで一度お見掛けした程度ですね。CDはソロ1stの『ピアノ』から聴いています。会場のオーチャードは昨年末の元ちとせ以来かな、やっぱちょっと敷居が高い感じ。席番確認してなかったので、会場に入ると何と1階席最後列でしたね。ステージは遠かったけど、音良かったのが救いでした。遠目ではっきり確認できなかったけど、グランドピアノはベーゼンダルファーだったかな。195ちゃんにはスタインウェイよりはベーゼンの方が合うよね。キラキラするダイヤモンドより、神秘的な翡翠。開演前から鳥の声のSEが流れていたのは、昨年の元ちとせと一緒だったね。方向性はちょっと違うけど、195ちゃんもちーちゃんもオーガニックは共通項かも。開演時間の19:00を5分ほど過ぎて客電が暗くなりSEも止み、195ちゃんが一人で登場。
この日の衣装はざっくりした黄色っぽい膝丈ワンピで、ベージュのローヒールは入場して直ぐ脱いでしまい後はずっと裸足。髪は最近ホムペやポスターなどでお馴染みのカーリーでしたが、これはウィッグっぽかった。ステージが進むにつれてちょっとズレてたみたい。裸足になるといきなりステージ前でくるりと1回転。Pf.前に座ると指慣らしで軽くパッセージを弾きながら、悪戯っぽく「とうとうこの日が来た」と最初の一言。この日は終始笑顔で、テンション高かったよ。そのまま1曲目になだれ込んだけど、この曲は『たのしそう かなしそう』のC/Wだったので初めて聴いたかな。隙間の多いPf.と195ちゃんらしい自由な歌のマッチングが絶妙。季節感もピッタリで、アウトロのスキャットもさわやかな風のようでした。

強いタッチで1曲目を締めくくり、ペダルを長く踏んだまま余韻を楽しむ195ちゃん。少し間を置いてアブストラクトなPf.が始まり、2曲目は最新アルバムから。語るような歌はCDまんまでしたが、間奏のオフマイク気味のゆるいスキャットはアドリブでした。曲が終わるとそれまで灯っていた1本のダウンライトも消え会場は真っ暗になり、3曲目のイントロが始まるとまた照明が戻ってくる演出も憎かった。3曲目は1st『ピアノ』からですが、CDのような舌っ足らずのボーイッシュなヴォーカルが素敵だったね。気のないようなPf.の弾き方もフィットしてたけど、徐々にタッチも強くなり大サビでのコーダは広いホールに綺麗に木霊してたっけ。弾き終って、立って一礼。その後嬉しそうにジャンプしてたのは、まるで少女のよう。
ここで長目のMCがあったけど、デビュー前にBunkamuraの書店でバイトしてたとか。「店長ー!ライブしてまーす!!」と呼びかけてましたね。ここで最初のゲストであるオオヤユウスケを呼び込み、オオヤ氏はリバーブ多目のE.Gt.でゆるいアルペジオから。後のスクリーンには『ケモノと魔法』のブックレットの絵も映し出され、いよいよ本編の始まりって感じ。サビからはPf.も少し入り、オオヤ氏のコーラスが入ると不思議な緊張感が出てきたわ。後半のオオヤ氏とのスキャットはメチャ距離は遠いのに、耳元で聴いているかのような錯覚。ふと気付くと、phonoliteの面々が静かにステージに集結してるじゃないですか。phonoliteのメンバーはホムペによるとBs.水谷浩章、E.Gt.中牟礼貞則、Dr.外山明、Fl./Rec.太田朱美、Fl.MIYA、Sx./B.Cl.竹野昌邦、Sx./Cl.松風鉱一、Tb.松本治、Vc.橋本歩の9名。Vc.とFl.を中心に静かにバンドも参加して行き、余韻のあるフィニッシュとなりました。

そのままPf.とFl.でブリッジして、オオヤ氏はアコギにスイッチ、水谷さんが弓を使ったW.Bs.でのシンフォニックなイントロから5曲目に突入。短い歌のパートはPf.のみだったかな。アウトロはJazzyなBs.とインプロ全開のシンバルから始まり、中牟礼さんのフルアコ中心にS.Sx.とB.Cl.そしてFl.のアンサンブル、Vc.含めたリズム隊が重なって、アヴァンギャルドなビッグバンドとなって行ったね。終わると195ちゃんからバンドに大きな拍手。そして、6曲目はPf.のみで始まりホーン隊とVc.が参加して行くイントロから。ウィスパー気味の歌が始まりますが、ヴォーカルもバンドのアンサンブルに組み込まれたかのようなアレンジが秀逸。間奏での195ちゃんとオオヤ氏のスキャットはホールに響き渡って浮遊感あったし、アウトロではPf.とアコギにスネアだけと音を絞って行ったのも良かったな。
7曲目はPf.のみから始まりますが、多分スコアにはなかった外山さんのDr.が絡んで行き、1コーラス目は二人でのバトルで進行。195ちゃんも外山さんの参加を楽しそうに受けてたし、ヴォーカルも弾けてたかな。間奏で中牟礼さんのフルアコとオオヤ氏のE.Gt.がスゥインギーなリズムを刻むと、195ちゃんのスキャットとTb.のインプロがしばらくあって、2コーラス目はヴォーカルとオオヤ氏の絡みに移行し、アウトロでまた195対松本のリターンマッチ。曲が終わると195ちゃんから松本さんへ拍手が送られて、松本さんも嬉しそうに応えてましたよ。8曲目はミニマムなPf.での弾き語りからスタート。後のスクリーンにはブックレットの炎の画が映し出され、ここは195オンステージな演出。間奏からバンドも参加して行ったけど、オオヤ氏は膝に乗せたシンセでCDではテニスコーツの植野さんが演奏していたグラスハープのような音を弾いていたかな。後半はその音をメインにシンフォニックかつ、外山さんの自由なリズムも加わって得も言われぬ高揚感あったわ。最後の音を弾き終ると直ぐに195ちゃんが飛び上がって喜んでいたのが出来の良さを表してたよ。

9曲目は新曲で、ネットの情報によるとおおはた雄一さんとの共作だとか。この曲では195ちゃんはPf.を離れて、ステージ上手の中牟礼さんの前にセットされたスタンドマイクで歌ってたかな。中牟礼さんのJazzyなセミアコに体を揺らしながら、ちょっと照れた表情も見せてたっけ。10曲目はバンマス水谷さんのBs.ソロからスタートし、Dr.とオオヤ氏のGt.のトリオでのイントロから。195ちゃんは手拍子を煽りながらPf.前に戻り、歌とほぼ同時にPf.の演奏開始。間奏でのFl.ソロもバップな感じだったし、外山さんはイントロからずっと立ってDr.叩いてたね。2コーラス目に入ると195ちゃんも外山さんにつられて立ちでPf.を弾いてたわ。アウトロではオオヤ氏と二人でのスキャットもグルーヴしてたよ。
11曲目は弾き語りツアーからの目玉となっている曲で、「今回はphonoliteヴァージョンでお送りします」とのアナウンス。「釣れるかな~」の部分をコール&レスポンスしたり、間奏のミュートTb.ソロでは195ちゃんはステージ前まで出て来て手拍子しながら踊るサービスも。Tb.の松本さんを船長役に仕立て上げて盛り上がりました。12曲目は一転して集中した表情の195ちゃん。1コーラスまるまるPf.のみで歌い、間奏から弓を使ったW.Bs.が入り、外山さんのインプロも絡んで行く展開。2コーラス目のサビからオオヤ氏のアコギとVc.にFl.も参加してたかな。スクリーンの雲が流れてゆくような映像も演奏の緊張感を高めてて、フィニッシュでパーと晴れて行ったのも素敵だったよ。

13曲目はミニマムなPf.とスキャットで始まり、歌が始まるとPf.は止めてVc.のピチカートとFl.とリコーダー、Sx.のアンサンブルへ。195ちゃんは指揮者のように指でリズムを取り、ワルツのリズムを体全体で楽しんでましたね。アウトロではVc.とW.Bs.のピチカートのハーモニーからスキャットが始まり、最後はVc.のピチカートとスキャットのみでしっとりとフィニッシュ。そして本編最後はイントロからオオヤ氏のアコギのみでスタート。リリカルなアルペジオに195ちゃんは舌っ足らずな、甘えるようなヴォーカルを乗せます。でも声に芯があるんですよね。不思議な声だな。サビからリズム隊とフルアコが加わり、2コーラス目からはPf.も参加してたかな。バンドが入ってくると声の張りも強くなり、とてもシンフォニックでした。最後はメンバーを立たせて、195ちゃんと会場から大きな拍手が送られ、全員で退場。
アンコールでは195ちゃんを先頭にメンバー全員が入場。アンコール1曲目はオオヤ氏のE.Gt.のみから歌い始め、BメロあたりからFl.とB.Cl.にS.Sx.のホーンアンサンブルが加わる展開。それまで暖色系の照明ばかりでしたがこの日初めてブルーや紫のライトが使われ、間奏からアヴァンギャルドな演奏が始まって195ちゃんの呪文のようなウィスパーも妖しさ満点。いや、この演奏はバンドのアンサンブルが見事だったし、外山さんを始めとする手錬のインプロも全開で楽しかった。195ちゃんのスキャットもバンドに挑みかかるようなチャレンジーな面も見せてくれたしね。文句無くこの曲がこの日のベストパフォーマンスでしたよ。メンバー紹介をしてバンドを送り出し、ここからはまた一人でのステージ。

16曲目ではブックレットにあったブロッコリーの絵がスクリーンに映し出され、それが育って行く感じだったね。柔らかいタッチのPf.と優しい歌声も絵にフィットしてたな。時折顔を覗かす強い声もいいアクセントだったし、かなり長いアウトロも余韻ありました。ここで長目のMCが入り、オーラスはノクターンのようなPf.とウィスパーなヴォーカルで締め。間奏でのスキャットもオフマイク気味で、かすかに聴こえる程度ってのも雰囲気ありました。「もうすぐ夜が明ける」をリフレインして行くと、ホライゾンライトも明るくなって行き曙光のよう。このムードを壊さないよう無言で精一杯手を振りながら、名残惜しそうに舞台を去る195ちゃんが愛しかったよ。2時間半近いステージは緊張感とユルさの相いまった、195ちゃんらしいものでした。また再来年にはソロ活動してくださいね、待ってますよ。
ケモノと魔法(初回限定盤) 気配と余韻(初回限定盤) ピアノ

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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

2008.07.09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 音楽

コメント

あ~るさん、お久しぶりー

ここ最近で3本もご一緒していましたか。相変わらずライブには足を運ばれているようで、何よりです。いつも暑苦しいレポを読んでいただき、ありがとうございます。
私の方は仕事がちょっと忙しくて、なかなかレポが進まないんですよ。今日未明にこのレポを書き上げたんですが、今日もNHKホールでカエラのライブに参加してまたレポ6本溜まってしまいました。あー、借金完済はいつになるやらorz

2008-07-09 水 23:32:50 | URL | mike #MhPUe52c [ 編集 ]

ご無沙汰です

僕も参加しました。座席はなんと3階席の最後列。もっとも遠いところでしたが音響が良いのが幸いです。また俯瞰して見るステージもなかなか。そういった意味では、オーチャードホールは彼女にぴったりですね。相変わらずゆるゆるのライブで、すっかり和んじゃいました。

自分ではブログをぜんぜん更新してませんが、いつも読ませてもらっています。いつも内容の濃いレビューで、特に自分も参加していると当日を思い出せるので楽しいです。最近では、Port of Notes@BALL ROOM (07/06)やビューティフルハミングバード / Bophana@mona records (06/22)でも一緒させてもらいました。また、よろしくお願いします。

2008-07-09 水 12:09:28 | URL | あ~る #JyN/eAqk [ 編集 ]

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